リリース:1974年
コメント:ライ・クーダーという人も、それこそ名前だけで(小生は)ちっとも聴いてこなかったアーティストの代表格みたいな方なのですが、辛うじて?過去に1作だけ<Bop Till You Drop>('79年)を聴いてはおります。
<Bop Till You Drop>は偶々という以外、入手理由らしい理由はないのですが、ジャケから漂う「玄人好きギター弾き」が楽しめるのかなぁ・・・といった部分の判断だったように記憶しています。
ともあれ、そのレビュー内で「近いうちに数作聴いてみます」なぁ~んて例によって軽々しくコメントして以来6年が経過・・・それはイカンですねぇ(-_-;)
(言わずもがな・・・の経由で(笑)タイミング良く本作が入手できましたのでちょっと繰り上げ視聴となりました。
恐らく・・・としか言えませんが、'70sのレゲエリズムのブームや'90sのミクスチャー系とは根本的に違って、「借りてくる」とか「スパイスとして使う」とかではなく、逆に、内側(ワールド-中南米的な音楽要素)から外側へのアプローチのように思えます。
悪い癖とは判りつつ、やはりこの方と対峙するときにもギターに耳が行きますが、いや、これはまた渋いですねぇ。
ブルーズが根底にあるようなスタイルかなぁと思っていたのですが、カントリーやラテン、R&Bまでもすっかりカバレッジできるようなバーサタイルな感じなのですね。
何よりも(少なくとも)本作全体の雰囲気が非常に明るいものである点で、ココを起点にR.クーダーを少し掘っていくのもいいかなぁと思ったりします。
某師匠ページ情報では、前作とは雰囲気がガラッと変わって明るくなっている・・・との事でもありましたし、邪道かもしれませんが、どうせなら先ずは「響く」ところから攻めればイイかと(笑)
そうそう、本作のストリングスアレンジにはニック・デ・カロの名前がありました。どうしてもAOR職人の感じが強い氏ですが、こういうところでの仕事もしているのですねぇ。
収録曲:
1. Tamp 'em Up Solid
2. Tattler
3. Married Man's A Fool
4. Jesus On The Mainline
5. It's All Over Now
6. Fool For A Cigarette/Feelin' Good
7. If Walls Could Talk
8. Mexican Divorce
9. Ditty Wah Ditty
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