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2012年12月23日
The Morning After / J.Geils Band
リリース:1971年
コメント:J.ガイルズ・バンドの名前と音を知ったのは、例の大ヒットシングル[Centerfold](<Freeze Frame>’81年作)だったもので、まさにそれ一作だけで小生の中ではフリーズフレームとなってしまったのでした。
その当時で、既に10年オーバーのキャリアを積んでいた事は聞いてはいたものの、百花繚乱の'80sにおいてはそうした歴史を見るよりも先に、目先の華やかさに惹かれて種々アーティストの新作を漁っていた小生・・・これも今さらながらの反省ではあります。
先述の<Freeze Frame>も、実際にはそれ程時代に迎合した雰囲気/音ではなく、直球・画一的になりがちなロックンロールをちょいとひねって飽かせずに聴かせる手腕は、事実、本作を聴けば「なるほど」と納得できるものでした。
決してコマーシャルな音ではないのでしょうが、かと言って「自己満足」のような音を出している訳でもない・・・この程良さが本作全体を包んでいる魅力なのかなぁと。
こういう音の中ではピカイチで魅力的に聴こえるピーター・ウルフのvoも然りですが、やはりJ.ガイルズのギターの渋ウマなギター捌きがとてもいい感じ(^^;
いわゆるホワイト・ブルーズ・ロックの型に属するのでしょうが、むしろ湿っぽさとか暗さ(失礼!)の音ではなく、ロックンロール的な楽天さも効かせた明るさがねぇ・・・いい感じだと思うのです。
最近になってどうやらリマスターだか紙ジャケだかで、初期からの作品も(再?)CD化されている様子。なかなかイイ感じを得ましたので、ちょっとこれも赤丸付けておきますね(笑)
因みに、手元にあるコレはエサ箱レスキューもので、添付されていたライナーは本作リリース('71年)当時に封入されたいたものの転記でした。
評論家の人(木崎某氏)はオールマン・ブラザーズ・バンドを「兄弟バンド」と位置付けており、デュエイン・オールマン亡き後の「継承バンドになりうる」と書いていますが、小生の耳にはストーンズの音(例えば[8]とか)を想起させてくれます。
「(再)CD化の際に当時のアルバムライナーノートを安直に封入するなど、レコード会社の怠慢だ」という声もあるかと思いますが、評論家やアーティストが「その当時はこう思われた」という過去文書が読めるのも、個人的には非常な愉しみの1つなのです。
故に、時にはCD化されている作品でも敢えて捨て値安売り中古LPを入手する事もあります。無論、ライナーが入っている事を確かめて・・ですが(笑)
収録曲:
1.I Don't Need You No More
2.Whammer Jammer
3.So Sharp
4.The Usual Place
5.Gotta Have Your Love
6.Looking For A Love
7.Gonna Find Me A New Love
8.Cry One More Time
9.Floyd's Hotel
10.It Ain't What You Do (It's How You Do It!)
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