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2012年12月9日

Metal Fatigue / Allan Holdsworth


リリース:1985年
コメント:久しぶりにアラン・ホールズワースさん作品を手に入れましたのでそのご紹介。

今いま、手元にあるA.ホールズワース作品はコレを入れて3作品だけなのですが、基本、小生が初めてその音を耳にした<i.o.u>('82年)と、翌年のミニアルバム?<Road Games>('83年)だけでA.ホールズワース象が形成された手前、その後先には手が伸びていませんでした。

本作は<Road Games>の次作品に位置しており、A.ホールズワースさん自身が納得づくの仕上がりを見せた<i.o.u>からの流れがしっかり香りつつも、[1]のようなディストーションサウンドや、一転、[2]の非常に柔らかな雰囲気の曲など、前2作品とはちょっと違った「冒険的な?」作品も匂わせていたりします(その意味だと、[6](歌入りです)辺りもニューウェーブっぽく聴こえなくもない(笑)。

変わらずのギター・サウンドですが、このクリーントーンに近い音色でのコードワーク部分と、ピッキングのアタッチをほぼ感じさせないような(ハマリングオン/オフ主体の?)レガードなソロやメロディラインに「あぁ、ホールズワースさんの音やぁ」と今回も満足した訳です(笑)

因みに以前voでクレジットされていたポール・ウィリアムスは本作では姿が見えず、ポール・コルダという人がこれを務めています(P.ウィリアムスと声質が良く似てますね。ほっ)。

また、ベースはジミー・ジョンソン、タイコはマック・ハインにそれぞれ交代?しています。

前述のように、’80s初中期の作品でしたA.ホールズワースさんを視聴していないため、もう少し時代を下るとピッキングをもう少し前面に出すようなスタイルへの変化等も見られるようになる・・・といった情報もあります。

また併せて、ソロ作品(ソロ・アーティスト)としてのA.ホールズワース作品しかリーチできていないという事もあり、種々のバンドに名を連ねていた氏の足跡もゆっくり追いかければいいかなぁ・・・とは考えております。

<Metal Fatigue>は直訳すると「金属疲労」という意味になりますが、命名意図は良く判りません。

時代としてL.A.メタルとかNWBHM(New wave of British heavy metal)とか、その手のバンドが活発にショウビズ(商流)に乗っかっていたと思うのですが、そうしたものへの「一刺し」なのかなぁ・・・って、深読みし過ぎ?(^^;
収録曲
1.Metal Fatigue
2.Home
3.Devil Take The Hindmost
4.Panic Station
5.The Un-Merry-Go-Round
6.In The Mystery

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    多分、ご購入のCDブックレットが
    いい加減なのだと思いますが(笑)
    ポール・ウィリアムスに似ているのではなく
    1&4のボーカルはポール・ウィリアムスです。
    又ドラムにはチャド・ワッカーマンや
    ゲイリー・ハズバンドも参加しており
    ホールズワースの場合、固定的な
    バンドというよりセッション的な
    意味合いが大きいので
    アルバム収録曲ごとにメンバーが
    違ったりすることが多いです。
    又この作品以降シンタックスを
    多用するので購入時は注意が必要です!

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    1. コメントありがとうございます。

      あらま、そうでしたか・・・CD裏ジャケにはvoクレジットとしてP.コルダの
      名しかなく、「よく似た声の人だなぁ」と・・・
      #CDは中古入手で、アルファレコード盤でした(もう潰れた会社?)

      Allmusic.comというサイトもよく情報収集に使っているのですが、
      ここでもP.ウィリアムスはコンポーザーとしてのクレジットだけでしたので
      鵜呑みにしてしまいました(汗)

      今回は(も?)安値レスキューからの1枚でしたが、
      ソロ作品も然りですが、助っ人として種々のバンドで作業?
      されていた音も拾ってゆこうかと思っております。

      風のうわさ?では、Soft Machineの作品<Bundles>での
      演奏がイイとか・・・先ずは試聴ですね(^^;

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