リリース:1978年
コメント:フュージョン渉猟期に入手した一枚ですが、これもよくフュージョンのガイド本には登場しますよね。
#いえ、だからって「俗っぽさが過ぎる」という事ではありませんよ(笑)
フュージョン好きからすれば、ニューヨーク・オール・スターズと言えば、イースト・コーストのファーストコール集団というイメージで、本作品のタイトルが「深町純&・・・」とされている点でちょっと鼻高々、と個人的には思うのです。
まあそれはよいとして、実際に深町氏の露出度は、正直、それ程大々的なもの(見せ場)はなく、ある意味メンバーとして節度のあるバックに徹している観があります。
もちろん、例えば[6]は氏のオリジナルですから、まとめ役?であるマイク・マイニエリ(vib)や主砲であるマイケル&ランディのブレッカーBros.の楽曲と並び演奏・収録されているという点での存在感はあります。
インターネットで少し検索するだけでも、本作については「凄すぎてコメントできない」とったコメントも見かけます。
ここに集った面子が(既にその当時)超一線級であった事は間違いなく、また、(フュージョンはジャズを親に持つ、とした場合)西海岸ではなく東海岸、言わずもがなウェストコーストジャズではなく真正・王道なジャズのホームグラウンド(笑)で演(や)っているという「誇り」も加味された上でのパワーが漲っているのかと。
ブレッカーBros.の鋭角でパワーのある楽曲も、M.マイニエリのvibが冴えるメロウなナンバーも、言わずもがな深町氏の[6]も、これだけの人達が総力であたれば、そりゃ凄くないわけがない。
前述以外のアーティストとしては、アンソニー・ジャクソン(b)、デヴィッド・サンボーン(as)、スティーヴ・ガッド(ds)、リチャード・ティー(p)、そしてそして、スティーヴ・カーンさん(g)、でっす!(^^;
閑話:
[2]はホール&オーツがオリジナルなのですが、M.マイニエリも、エリック・ゲイルも自身のソロ作でカバーしています。メロが美しいので、楽器で主旋律をなぞるだけでも「画になる」のかなぁ(^^;
収録曲:
1. Rocks
2. Sara Smile
3. Virginia Sunday
4. Inside Out
5. I'm Sorry
6. Dance Of Paranoia Op. 2
7. Gypsy Jello
8. Jack Knife
9. Love Play
0 件のコメント:
コメントを投稿