リリース:1977年
コメント:ジャズ・ロックという分野が好物である事は何度も触れているかと思いますが、このバンドの名前もそのコンテキストから引っ張ってきた事に違いありません。
ただ、こうして今さらながらのレビューになっている事からも想像に難くないと思いますが、今一つぐっとくるところを判別できないバンドでもあります。
以前にもう1枚Brand X名義の作品は聴いてはいるのですが、そちらは「パーシー・ジョーンズ(b)という人はBrand Xに所属している。そのbを楽しみたければ、<Masque>あたりを聴いてみな」といった、確か雑誌か何かに記載されていた文書を目にしたからだったと思います。
どうも「ぐっ」の部分を探しかねたのは、何と言いますか「暗い」んですよねぇ・・・全体的に(笑)。
先述の雑誌にあった記述だったか否か自信はないのですが、「リターン・トゥ・フォーエバーに対するイギリスからの回答」みたいな修飾がBrand Xに付けられていたようにも思います。
なので、R.T.Fの音に対峙した場合の「暗さ」のような部分が余計に立つのでしょうかね。
演者(メンバー)が高度な演奏力を持つであろうことは、この手のバンドではことさら声高に言う必要はないと思いますが、やはり少し「遊び」と言いますか、「振れ幅」がある方がいろんな意味で楽しめるのでは(特にライブだしね)と偉そうに思う訳です(^^;
この作品もいろいろなところで「Brand Xの最高作」みたいな書き方で紹介されているようですが、今から作品を追って「やはり一位だ」と思えるとすれば・・・他作は聴かなくてもいいか、小生の場合は。
#Brand Xファンの方、嫌味も悪気も全くありませんので、冷静にお願いします(^^;
収録曲:
1. Nightmare Patrol
2. Ish
3. Euthanasia Waltz (Live)
4. Isis Mourning (Part I)
5. Isis Mourning (Part II)
6. Malaga Virgen
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