リリース:1976年
コメント:時代がそうさせたのか、はたまた、ジョー・ザヴィヌル氏を筆頭に才能豊かなメンバーの創作力が漲っていたのか、’71年の1stからほぼ毎年作品をリリースしていたウェザーレポート。
前作にあたる<Tale Spinnin'>では、もそのカラフルかつ幻想的な楽曲というスタイルが整いだしたように思いますが、本作も路線としては同じものかと思います。
「違いを示せ」と言われれば、前作が少し土着的な雰囲気を持っていたように感じるのに対し、本作ではネイティブさという部分を明るめに加工している点で、軽やかな感じが強いという点で表せるかも知れません。
本作では準レギュラー扱い(笑)でジャコ・パストリアスもクレジットされており、ひょっとするとザヴィヌルさんの腹の中にはジャコとの録音を通じて「こら、エエ人材やないか。次作はコイツで行くか」と思ったのかなぁ・・・なぁんて。
決して力量とかでアルフォンソ・ジョンソン(b)が負けているという事はないのですが、どうしたってジャコは演奏以外の部分(言わずもがな、いい面も悪い面も)も含めて「弾けた」パーソナリティですから・・・
ライブでは上半身裸で演奏する事もしばしば。流石にバップジャズのようにスーツを着て、とまでは言わずとも、ロックじゃないんだから(笑)
#ある意味、ウェザーレポートはロック化していた、という指摘は真かも知れません。
もとい。こうした楽曲(曲調)によるマーケット反応を確かめた上で(?)、いよいよ次作<Heavy Weather>でウェザーレポートは頂点をとります。
収録曲:
1. Black Market
2. Cannon Ball
3. Gibraltar
4. Elegant People
5. Three Clowns
6. Barbary Coast
7. Herandnu
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