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2014年7月12日
Luz / Djavan
リリース:1982年
コメント:いつの世も夏前のこの季節はジットリとした暑さで、まぁ、あまりこの時期を好きな人はいないとは思います。
少なからず、気分だけでもスッキリとしたい向きには、こうした作品もあったなぁ...と暫くぶりの視聴を兼ねてのレビューです(^^;
Djavan(ジャヴァン)というアーティストはブラジルのSSWで、日本で紹介されたのは本作が最初だったとか(本国ブラジルでは'76年にアルバムデビュー、その後4作品をリリース済みでした)。
いつの頃からか、BPM(ブラジリアン・ポピュラー・ミュージック)というカテゴリで中古レコード屋にも一角が設けられるようになっていましたが、小生がコレを知ったのはフュージョン系のコンテキストからでした。
本作はジャヴァンが初めて米国でレコーディングを行った作品であり、そのプロデューサーは、かつてBlue Noteで通好みなレアグルーヴ作品をリリースしていたロニー・フォスターなのです(ジョージ・ベンソン作品等に多数参加。本作でもkeyで演者としてクレジットあり)。
ジャヴァン自身もギターを演じているのですが、サポートミュージシャンとして集った面子をみれば、小生が本作にかぶりついた理由はお判りになるかと(笑)
ハービー・メイソン(ds)、ホルヘ・ダルト(p)、エイブラム・ラボリエル(b)、ラウル・デソーザ(tb)、ポール・ジャクソンjr.(g)、ラリー・ウィリアムス(sax、fl)、ジェリー・ヘイ(tp、flgh)、アーニー・ワッツ(sax)、そして[1]でのハーモニカはスティービー・ワンダー...まぁ、立派にフュージョンアルバムがポロっと出来上がる面子ですわな(笑)
なので、ホストであるジャヴァンを詳しく知った上での入手ではありませんでしたが、何れ、あまりのクオリティの高さと気持ちのよさに現(うつつ)を忘れ、頭の先からつま先まで「悪いもの」が一掃される気分です(^^;
明るいのに湿り気があり、感傷的な歌詞であってもメロディーラインはなぜか暗くならない。
[1]に代表されるジャヴァンの歌声とソングライティングの才がこの一作から溢れんばかりに詰め込まれています。
ボサノバも(特にあのリズム感が)好きなブラジリアンミュージックの一形態ではありますが、先のBPMという造語に表されるように、もっともっとポップな感じでまとめている本作も素晴らしくいい感じなのです。
体感温度は空調で多少涼しく感じることはできますが、心感温度?はある意味本作から感じられる少しの湿り気と光で、多少高め?に感じるかもしれません(^^;
収録曲:
1.Samurai
2.Luz
3.Nobreza
4.Capim
5.Sina
6.Pétala
7.Banho de Rio
8.Açaí
9.Esfinge
10.Minha Irmã
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