リリース:1977年
コメント:以前、某フュージョンディスクガイドにあった本作の評が気になりコレを探したのですが、当時はCD化されておらず、神田か御茶ノ水辺り小さな中古レコ屋で見つけて入手した記憶があります。
#その後CD化されたハズです。こういう経験、音楽好きは何度も経験済みかと(笑)
ロックとかメインストリームにおけるブラジリアンの活躍といってもあまり思い出す名が無いのですが、少なくとも、フュージョンやクロスオーバーの領域だとこの割合が結構高くなるように思います。
リターン・トゥ・フォーエバーでのリズムを支えたアイルト・モレイラや歌姫であったフローラ・プリンがそうですし、イヴァン・リンス、アジムス、ジョージ・デュークもそうでしょうし、先駆的にはセルジオ・メンデス等の名も揚がるかと思います。
この方も上掲の何名かの作品などで好演していた経緯もあり、デビュー作は本作に先行して存在するものの、日本での紹介はこれが最初だったということです。
プロデュースにG.デュークの力を借りての本作は、A-1のファンキーなチューンからは「ブラジルっぽさって...あまりないなぁ」と思われてしまうのですが、まぁ、総体的にそういう部分を「濃く」は出していないかも知れませんね。
併せて言及しておけば、A-1、A-2といった「掴み」の部分がG.デューク作品であるところがそもそも...全ては言うまい:-P
小生的にはA-3、A-4でようやく聴くことができるR.デ・ソウザのプロデュース作品がやはりいいかなぁと思います。
トロボーン奏者のリーダー作というのもあまり持ち合わせが無いので、いまいまの感想にしかならないのですが、どちらかと言えば「華やかさを添える」役割を担う事が多いイメージがある分、ウィットでマイナーなメロを紡がれるときの(いい意味での)ギャップ?がよかったりします。
ブラジリアン・ネイティブな感じがもっと欲しい向きには、ちょっとあっさりしていると思うかもしれない本作ですが、暑さと湿気と雨と...ここ最近の天気において、室内で「夏の日」を空想しつつエンジョイするにはいいかな、と(笑)
バイロン・ミラー(b)、パトリース・ラッシェン(el-p)、A.モレイラ(perc.)、レオン・ウドゥグ・チャンクラー(ds)、フレディー・ハバード(tp)等のリッチなサポートが眩しい(^^;
#おっ、ギターはアル・マッケイなんですねぇ
#アース・ウィンド&ファイアー在籍時でしょうか。
閑話:
本作を聴きながらレコ棚をゴソゴソしていたら、向井滋春氏の<PLEASURE>が出てきた。これもトロンボーン作品やんか!入手したまま未聴のような気が...(大汗)
収録曲:
A-1. Sweet Lucy
A-2. Wires
A-3. Wild And Shy
A-4. At Will
B-1. Banana Tree
B-2. A Song Of Love
B-3. New Love (Canção Do Nosso Amor)
B-4. Bottom Heat
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