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2014年10月13日

1999 / Prince


リリース:1982年
コメント
収録曲:(1982年)当時、この作品<1999>を買った覚えはありませんが、周りに猛威を振るっていた事、印象的なジャケであった事もあり、非常に印象に残っている作品です。

当時の耳はHR/HM系に走っていた事もあって、シングル2曲([1]、[2])をFMか何かで聴いて、「面白い楽曲やなぁ」とは思ったのですが、にはそれ以上届きませんでした(^^;

その後、例の<Purple Rain>('83年)の大当たりが発生した事で、時代の全てがプリンスを受け入れていたような状況に軽い戸惑いも覚えたものでした。

こうして二十余年も経って全曲聴いてみると、なる程、この人が時代を引っ張っていたのだと判ります。

デビュー作から5作品目にして、実際にはアナログ3枚分の楽曲をレコーディングした殿下から「是非、二枚組で出したい」とのご意志と熱意が受け入れられた賜物。

それでも、二枚組はセールス自体が厳しいと危惧した英国では、何曲かをオミットしてアルバム一枚モノとしてリリースしたのだとか。

結局はオリジナル盤(つまり二枚組)に戻して再出荷したことから、ある意味、英国盤初版は殿下ファンにとってのコレクターアイテムになったとかで、時代が殿下に微笑んでいた証拠かと(笑)

どうしたって今の耳にはシンセの音自体は古っぽく聴こえるものの、使い方とか音色が如何にも殿下のエロさを出していて侮れません。

当時「判ったような気」になっていた小生自身は、その実、殿下が5年、10年先を先取りした音を創っていたなどと判ろう筈もありません(^^;

やはり前述の[1]、[2]の流れは個人的'80s作品の中での「曲の流れ」としてはナンバーワンと思っています(殊に[2]の歌詞の醒めたSex情景・背景描写が何とも殿下チック(笑)。

この作品での成功でついに殿下は自身の自叙伝的な例の映画の製作にも着手する事になり、当然、サウンドトラックも自身で手掛けられる事になります。
収録曲
1.1999
2.Little Red Corvette
3.Delirious
4.Let's Pretend We're Married
5.D.M.S.R.
6.Automatic
7.Something in the Water (DoesNot Compute)
8.Free
9.Lady Cab Driver
10.All the Critics Love U in New York
11.International Lover

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