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2014年10月4日

Gotcha Rhythm Right Here! / John Tropea

リリース:2014年
コメント:お久しぶりぃ〜という事で、ジョン・トロペイさんの新作がリリースされましたので割り込みでご紹介させて頂きます。

間にベスト盤はありましたが、オリジナル作品という事では’07年の<Tropea 10 - The Time is Right>以来7年ぶりとなります。

前作はジャズ スタンダードやトロペイさんがサポートしたアーティストの曲を並べるなど、ちょっと「ファン感謝デー」的なノリの作品でもありましたが、本作品は全てオリジナル新曲で埋められております。

「お久しぶりぃ〜」の意には、勿論7年ぶりの作品という事もありますが、ここ数作品はスタンダードものを扱う事が多かったトロペイさんが新曲メインで、かつ、ファンキーなテイストでのギタープレーを披露してくれている点にもあります。

ある意味、コンテンポラリージャズよりも「フュージョン」的なモノを感じさせてくれます(あ、でも'70sのそれとはやはり違いますがね)。

全編を貫いているのはウォームなオルガンとパッシヴなホーンの鳴りもの...これにトロペイさんのマイルドなトーンのgが乗っかってきますので、必然的に「陽」な気分での鑑賞タイムとなります(笑)

本作の名誉のため?に申し上げておくと、「ウォーム&マイルド」と言っても全てがスロー&メロウなものという事ではなく、ちょっとフリーセッション風な[1]やファンキーなブルース調の[7]、カリビアンな[8]等、幅広くトロペイさんのgプレーを楽しむ事ができます。

因みに[10]はトロペイさんの'86年作品<NY Cats Direct>に収められていたモノを再アレンジしたものです。また[13]は国内盤ボーナストラックとなっております。

本作に参加しているミュージシャンは新旧織り交ぜて、何れもトロペイさんと親しくしている方々という事ですが、最近のサポートメンバーについて全く情報ストックがありませんので、詳しくはライナーでお確かめくださいm(_ _;)m

旧来の面子と言えば、盟友でもあるウィル・リー(b)、スティーヴ・ガッド(ds)、レオン・ペンダーヴィス(p、key)、ランディ・ブレッカー(tp)、ニール・ジェイソン(b)等が参加しています。

全くの素人考えですが、(スティーブ)カーンさんはコンテンポラリー ジャズにラテン風味を加えたり、ジャズ ジャイアントの曲を「カーン流」にアレンジする事でユニークさを出して(深めて)いると思うのですが、こちらトロペイさんは何と言いますかファンキーさと「庶民派感覚」みたいな感じでリスナー(ファン)を惹きつける感じでしょうかね。

#言わずもがな、両者のテクがどうの、志向性がどうのという話では
#ありません。誤解なきようお願いします。
収録曲
1.Gotcha Rhythm Right Here Part 1
2.Black Eyed G's
3.Soul Surfin'
4.7th Avenue South
5.Chili Wa Man
6.Always In My Heart
7.Side By Two
8.Bikini Beach
9.Les Is Moe'
10.NYC Direct 2014
11.Hip To The Hips
12.Gotcha Rhythm Right Here Part 2
13.Boulevard Strut

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