リリース:1978年
コメント:'80s好きには馴染み深いCarsのデビュー作。ボストンのローカルバンドが瞬く間に全米屈指の人気バンドへと駆け上がる様は、胎動し始めたニューアメリカンロックとその後に続く狂騒の'80sを予感させるものだったのではないでしょうか。
楽曲の殆どを提供するリック・オケイセック(ボーカル、g)とベン・オール(ボーカル、b)がバンドの中心となっているようですが、米国出身のバンドにあって、このエレクトリックなサウンドの多用はちょっと驚きかも知れませんね。
時代的にはディスコやダンサブルな楽曲が幅をきかせた時代ですから総体としては珍しくないのかも知れませんが、ロックとポップの中道を行くような湯加減の妙とこの独特のセンスは確かに強力なポイントだと思います。
大仰さ?が勝る観はありますが、Tubesといったバンドも米国バンドながらエレクトリックな味付けが楽しめるかと思います。
Carsが打ち出しているのは、この手のひらサイズのポップンロック、といったところではないかと思います。
アメリカン・ニュー・ウェイヴの筆頭として良作を連発する事で名を成すことを想像するのは難くなかったと思います。
プロデュースを手掛けたのはロイ・トーマス・ベイカーという人物で、この時までにQueenの諸作品をプロデュースしていたり、米国バンドならJourneyの作品もプロデュースしていた敏腕プロデューサーとのこと。
収録曲:
1.Good Times Roll
2.We Best Friend's Girl
3.Just Want I Needed
4.I'm In Touch With Your World
5.Don't Cha Stop
6.We're All I've Got Tonight
7.Bye Bye Love
8.Moving In Stereo
9.All Mixed Up
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