リリース:1981年
コメント:ただ何となく…という程度ではありますが、本年は国内音楽(邦楽)の探訪に時間と費用(^^を割こうかと考えております。
2014年の年末にNHK BSでちょっと興味深い番組をやっておりました。ご覧になった方も多いかと思いますが、はっぴいえんどの<風街ろまん>誕生秘話みたいな内容で、大瀧氏を除くメンバー全員が出演して当時の制作舞台裏などを語るというものでした。
#奇しくも放送日の12月30日は大瀧氏の命日でしたね…(-人-)
勿論、はっぴいえんどの諸作品も未視聴ではありますが、そうした歌謡曲やグループサウンズからこちらの、日本語ロックの黎明期に関わるアーチストや作品について、少し知識量を増やしてみたいなぁと思ったもので。
もとい。その先鋒が矢野顕子氏である…という訳ではないのですが、これはあくまで[8]狙いという部分が大きな原動力になっております。
「(ほら) 春咲小紅 ミニミニ 見に来てね」という歌詞が、「春先 神戸に 見に見に 見に来てね」と聞こえ、本作がリリースされた’81年の春先に神戸で開催された「ポートピア博覧会」のアンオフィシャルソング?に違いないと思い込んでいました。
懐かしいですねぇ...学校の遠足(社会科見学)と友人同士で連れ立って、2回程現地に行った思い出があります。
閑話休題。小川美潮作品にも興味をそそられつつ、自分にとってよりポピュラーなのはこの方の名前である事は確か…とは言え、[8]しか知らない事は隠しようもなく(^^;ならば、それが入った作品だけでも聴いておくべしとの強い意志の表れです:-P
想像していたよりもアバンギャルドと言いますか、ポップセンスが溢れている[8]が、寧ろアルバム内では異色作と言ってもいいかもしれません。
そうですねぇ、殊、国内アーティストではどうなのか判りませんが、いわゆる洋楽の世界なら先進的なアーティストがよくやるような「実験的な」作品作りの一つにあたるのかなぁとも思います。
秀逸だなぁと思ったのは小曲が連なる[6]。歌詞は全て六歳〜七歳の子供の書いた詩を用いているのですが、曲調はジャジーでありながらヘンテコな歌詞、否、シュールな歌詞に思わずクスっとしてしまいます。
#ある意味、メロディがなくても「詩」としてなかなか味わい深い(^^
ただ一作品を聴いただけなのですが、何となく「矢野顕子にポップスを求めてはいけない」と言われているような気がします(^^; となると、次なる一作がなかなか難しい選択になりそうな気もします...
高橋幸宏氏、細野晴臣氏、坂本龍一氏を始め、土屋昌巳氏、仙波清彦氏やひばり児童合唱団(^^が参加。また[8]および[1]の作詞に糸井重里氏の名前を見て、やはり時代に乗っかっていた人だなぁと再認識した次第です。
収録曲:
1.ただいま
2.いつか王子様が
3.VET
4.ASHKENAZY WHO?
5.いらないもん
6.たいようのおなら~おとうさん~おとうさん~ぼくがおとなになったら~せんせい~おかあさんのおひげ~もし一億円あったら~いぬ~ぼくはなきみそ
7.I Sing
8.春咲小紅
9.ROSE GARDEN
こんにちは。BSのはっぴいえんど特集は興味深い
返信削除内容でしたね。
(メディアに出ない大瀧さんが存命だったら
実現しなかったでしょうけど(笑)
矢野さんも芸歴が長いので、色々なスタイルが
あるのですが、70~80年頃の活動を単純に分けると
矢野誠さんと一緒にやっていた時期と
坂本教授とやり始めた頃では随分印象が違うと
思います。
次の一手に進む際、原点である「Japanese Girl」は
外せないと思いますが、本作の流れ(YMO矢野)では
「ごがんができたよ」がよろしいかと。
コメント ありがとうございます。
削除これでもかっ!ってくらい[風をあつめて]を聴かされ
ましたね(^^ でもほんと、いい曲だなぁって...
細野氏ご自身がJ.テイラーとかバッファロースプリング
フィールドの影響を「指定はしないよ(笑)」って
言われていたので、そちらもそうした目(耳)で
聴き進めようと思います。
>次の一手に進む際、原点である「Japanese Girl」は
>外せないと思いますが、本作の流れ(YMO矢野)では
>「ごがんができたよ」がよろしいかと。
情報、ありがとうございます。
小川美潮氏の作品は何となく進みやすい?ように
感じたのに比べ、矢野氏の方はちょっと慎重に
なってしまいそうな感でしたので、大助かり
です(^^;
>フィールドの影響を「指定はしないよ(笑)」って
削除すみません、「否定はしないよ(笑)」です。m(_ _)m