リリース:1971年
コメント:Earth Wind & Fire(EWF)のデビュー作が(例によって(^^;)安値で入手できましたので、そのままの流れに乗ってレビューということで。
既にEWF作品はいくつも視聴しておりますので、どこかの作品レビューで述べたかも知れませんが、EWFとしての力とか面白さを味わうという事だと、小生はやはり’70s中盤あたりで楽しめるそれではないかと思っています。
それは過度にエンターテイメントのお飾りを羽織る直前、ビートを刻むのもマシンではなく人である事から生まれる肉感のようなものが、彼らのソウルに一番フィットするのではないかと思えるからです。
そんなEWFも最初からそうした到達点を目指していたわけではなく、その前身であるPharaohsはジャズ(ジャズファンク)にカテゴライズされているグループである事からして、ここで聴ける音はそこはかとなく「ジャズロックなテイスト」だったりします。
勿論、EWFはソウルグループですから、「ジャズロックなテイスト」は曲調だったりホーンアレンジにそれを強く感じさせるものの、ボーカル/コーラスがファルセットを聴かせるあたりはやはり(当たり前ですが)ソウルグループだなと。
EWFはファーストからしばらくの間は、時にアフリカンセントリックな音、例えば親指ピアノや打楽器(カリンバ)等を使った土着的なリズムを取り入れた楽曲を多々演じていましたが、ここでも[7]で聴くことができます。
アルバム全体を何度かリプレイしましたが、意外にいけるなぁと(^^ 正直、売れ線に顔を出すことは期待薄ですが、適度なブラスの響きとファルセットボイスを聴いていると気持ち良くなってきます。
ここでは、ウェイド・フレモンズ(vo、p)、ドン・ホワイトヘッド(p、vo)、モーリス・ホワイト(vo、ds)とヴァーダイン・ホワイト(b)といったメンツを核にしていましたが、EWFは3作目でレコード会社をコロンビアへと移して再デビューのような形をとります。
が、その時のメンバーはここでのそれとは大きく変わることになります(勿論、残ったのはM.ホワイトとV.ホワイトのみです)。
収録曲:
1. Help Somebody
2. Moment Of Truth
3. Love Is Life
4. Fan The Fire
5. C'mon Children
6. This World Today
7. Bad Tune
0 件のコメント:
コメントを投稿