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2004年10月25日

Cumbia & Jazz Fusion / Charles Mingus


リリース:1978年
評価:★★★★
コメント:なんだか鳥が鳴いています。キキキ、、キューキュー。

ちょっと惚けた感じでありながら、逆にその事が妙に耳をとらえて離さなくしてしまう不思議な1曲目。

差し詰め、本当に愉快な南の島めぐりをしているようなテーマの変化に「これは一体どういうジャズなのだろう・・・」
と考える訳ですが、音楽は30分近く続きます。

'78年作ですから、所謂、ストレートなジャズよりも(ある意味)横道に逸れている感じがしますが、決してタイトルにある「フュージョン」というキーワードは音楽のジャンルとしてのそれとは関係ないようです。

尤も、当の本人にしてみれば何のしがらみもなくこういう風にイメージを具現化しただけに過ぎないのかも知れません。

聴く側が勝手にカテゴライズするのは、本当に聴く側の勝手なのでしょうね。

ハードバップが閉塞し、フリーが時代を打破し、多様化や電気化がフュージョンを発生させ、その後アコースティックなものへの回帰し・・・ジャズはいつも色々と動きを見せてくれます。

でも、その中で取り立ててブームや主流に安直に染まる訳ではなく、「こんな表現の仕方もある」という意味で、とても面白いアプローチなのではないかと思います。

「ジャズ」らしくはないでしょうが、その辺りの感触、ある意味、実験的?な有り方、は私は嫌いではありません。

音楽は面白くなくてはいけないと思うからです。
収録曲
1.Cumbia and Jazz Fusion
2.Music for "Todo Modo"

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