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2006年2月6日

Azteca / Azteca


リリース:1972年
評価:★★★★★
コメント:余りにも短命ではあったものの、間違いなく'70s初期の西海岸系ロック(フラワー、サイケデリック)に名を刻むバンド、アズテカのファースト。

尤も、グレイトフルデッドやジェファーソンエアアープレイン辺りとは全く毛色の異なるラテン・ロックという切り口を提示したのが、何とも時代にバッチリと合う訳です。

そうなると、否が応でもサンタナとの比較になってしまいますが、アズテカのサウンドはもっともっと土っぽく、ファンク度という点からすれば上でしょう。

無論、どちらが良い悪いは別次元の話。

それが証拠に(?)、天才ギター少年だったニール・ショーン(g)もゲスト的に参加しています。

元々サンタナで活躍したクーコ・エスコヴェード(timbal)主導のバンドですから、当たり前かも知れませんがね。

それにしても大人数のメンバーがこれまた凄い。

(ヘッドハンターズで御馴染み)ベースはポール・ジャクソン、越境ドラマー(笑)レニー・ホワイト、後年[See You Later]のオリジネーターとしてクラブ系でも名を知られる事になるフィリップ・ヌネイツ(org)など、ある意味「ごった煮」状態。

どの曲もハズレなしの渋い一枚です。

敢えて数曲選ぶとなれば、ムーディー/メロディアス派の方には[9]、ハッピー/ノリノリ派の方には[3]。

如何にも時代的なロック・フィーリングが楽しめる[4]、そしてこれぞ本命(^^;とも言える[6]辺りがお勧めです。
収録曲
1.La Piedra del Sol
2.Mamita Linda
3.Ain't Got No Special Woman
4.Empty Prophet
5.Can't Take the Funk Out of Me
6.Peace Everybody
7.Non Pacem
8.Ah! Ah!
9.Love Not Then
10.Azteca
11.Theme: La Piedra del Sol

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