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2006年2月27日

Elements / Elements


リリース:1983年
評価:★★★★
コメント:共に初期のパット・メセニー・グループでボトムラインというポジションを担ったダン・ゴッドリーブ(ds)とマーク・イーガン(b)。
その二人がP.メセニー・グループから独立して結成したエレメンツの記念すべき1作目。

実際にはこの時点では「エレメンツ」はアルバム名であり、この後、セカンドから正式にグループ名として採用されるようです。

そのP.メセニーからの独立を反映してか?、このエレメンツではギターリストを排しており、サウンド的にはより情緒的かつクリアーとも言えるのではないでしょうか。

#言うまでもなく、P.メセニーに対する批判ではありません。

尤も、下手をすると楽曲の輪郭がぼやけそうに感じられるのですが、クリフ・カーター(key)がその辺りを上手くカバーしているようです。

また、ビル・エバンス(sax)によるメロディー・ラインも曲調に合ったナイーヴさと、どことなく幻想的な風合いを醸し出しています。

個人的にはM.イーガンを追っかけていますので、フレットレス・ベースによるメロディー・ラインが美しい[3]が好きなのですが、無論、バンド全体としての美しさという点においても、この4者あってこそのサウンドであると言えると思います。

意外にも[5]など聴き方によってはちょっとフリー・ジャズっぽくもあったりします(^^;

ただ、やはり厳しい目で見ると、先述の「初期のP.メセニー」っぽくなくもありません。

故に、彼等がどこまでそれを意識している、または逆に排除したいと思っているかは聴く側でも意見の分かれるところかと思います。
収録曲
1.Color Wheel
2.Starward
3.Electric Fields
4.Haena
5.Conundrum
6.Valley
7.Airial View

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