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2006年2月26日
Some Shapes to Come / Steve Grossman
リリース:1973年
評価:★★★★
コメント:手垢の付いた紹介ではありますが、マイルス・デイヴィスやエルヴィン・ジョーンズのバンドでの活躍でも知られるスティーヴ・グロスマン(ts、ss)。
そのS.グロスマンの初リーダー作がCD化されたと知り即入手。
ドン・アライアス(ds、perc)、ジーン・パーラ(b)に加え、ヤン・ハマー(elp、moog synth)というメンバーを考えると、
やはり後年の「ストーン・アライアンス」への布石と捉えることも出来そうです。
#J.ハマーは実際には別枠ですが。
本作で聴くことができる音も、いわゆる、初期エレクトリック・ジャズ、クロスオーバー的な色合いが非常に濃いものになっています。
それ故に、個人的には気持ちいい訳ですが(^^;
G.パーラとD.アライアスのリズム隊は必要以上の派手さを排して、その分J.ハマーのエレピ/シンセ([4]などマハヴィシュヌを彷彿させます(^^;)プレーや、S.グロスマンの琴線触れまくりのプレーを見事に浮き上がらせます。
[2]でのソプラノサックスによるテーマにグッときます(^^;
個人的なイメージとして、根っからのジャズ・テナー吹きだと思っていたS.グロスマンが、実は初リーダー作でこんなにもアグレッシヴなクロスオーバー・サウンドを鳴らしていたとは驚きでした。
ストレートなジャズファンの方よりも、少しそのような要素(決してスマートではないのですが、その「いなたい」ながらも前進を目指すエナジー)を感じが好みの方にはかなりの確率でミートする作品ではないかと思います。
収録曲:
1.WBAI
2.Haresah
3.Zulu Stomp
4.Extemporaneous Combustion
5.Alodian Mode
6.Pressure Point
7.The Sixth Sense
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