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2006年8月14日

Moments / Boz Scaggs


リリース:1971年
評価:★★★★
コメント:20年以上昔、某FMの深夜番組で「サンフランシスコ・ロック特集」のような企画があり、そこで耳にした[1]が本作を聴く/知るきっかけでした。

決して商業的にヒットしたナンバーではありませんが、ファーストアルバムでのブルース色/R&B色の強いアルバムの印象とはまた違っていて、この人ボズ・スキャッグズ(vo、g)が何ともバラエティ豊かな才を持っている事を生意気にも(^^;知ったような次第です。

前言と矛盾するかも知れませんが、本作にもR&B色やカントリーブルース色がある事は確かです。

ただ、その度合いというか出し方、混ぜ方がいくらか洗練されたように思える訳です。

勿論、AORの雄として大ブレークし、エンターテイナー然としたステージに立つB.スキャッグズが放っていたソフィスケイトされたそれには程遠い訳ですが。

そを思うに連れ、ファンの方はきっと複雑な気持だったのではないかと思ったりします。

ソフトロックにも通じそうな[5]、リタ・クーリッジ率いる女性コーラスとkeyの響きが何とも気持ちいいタイトル曲の[7]、どーしてもアラン・トゥーサンの[Southern Nights]を連想してしまう(^^;インスト曲の[10]等など、なかなかどうして、楽しみどころは少なく無いです(^^;

スティーヴ・ミラーつながりでベン・シドラン(key、vib)がサポートミュージシャンとしてクレジットされていたり、コーク・エスコヴェード(シーラ.Eの親父さん)がpercでクレジットされていたりと、現在の視点から見ると、メンバーの妙も楽しめます。
収録曲
1.We Were Always Sweethearts
2.Downright Women
3.Painted Bells
4.Alone, Alone
5.Near You
6.I Will Forever Sing (The Blues)
7.Moments
8.Hollywood Blues
9.We Been Away
10.Can I Make It Last (Or Will It Just Be Over)

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