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2006年9月10日

Eternal Rhythm(邦題:永遠のリズム)/ Don Cherry


リリース:1968年
評価:★★★★
コメント:初めてドン・チェリー(cor、etc..)の作品に触れて以来、その自由な発想と言うか、形に捉われ過ぎない表現の面白さに惹かれています。

難しい事を考えてこの音をカテゴライズしたりアナライズしたりするのも(誰がやるのかは別にして)意味のある事だとは思います。

しかし、本作で繰り広げられている音には(個人的に)不思議な程「安らぐ」ものを覚えます。

異国の、それもどこかプリミティブな文化の中で音楽が意思表現の重要な手段として重宝されているなら、こんな音楽になって表出するのかも知れない、と一種のファンタジーとして捉える事も満更不可能ではないのでは?と考えたりします。

陰鬱さもお祭りの騒々しさも、全て詰まっているような感じさえ受けます。

ハッキリ言って、全体を聴き通す事はそれ程楽ではないかも知れません(^^;

それでも、乱打されるドラムや妖しく響くガムランに、何だか鳥の会話を聞いているような各種のリード。

意外な程美しいピアノのメロディに、ずーっと妖しいギター(^^;などなど。

それら全てが一丸となった音の塊には、この人たちが一途に音を作り出している事の真摯さが滲んでいると思います。

小生とてまだ4、5回位しか聴いていないひよっ子ですが、先ずは門前払いされなかった事に感謝し(?)、本当の面白さが見つけられる次のステージに向かいたいと思います。
収録曲
1.Eternal Rhythm, Pt. I: Baby's Breath
2.Eternal Rhythm, Pt. II: Autumn Melody

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