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2007年9月2日
Tauhid / Pharoah Sanders
リリース:1966年
評価:★★★★
コメント:ジョン・コルトレーンと行動を共にした事で既にその名前は表出していたファロア・サンダースが、(ジョン・コルトレーンの後押しもあって)インパルスに残した最初の作品。
'60s後期から'70s中後期にかけて、(無論、その間にはJ.コルトレーンの死もありましたが)非常に精神的なメッセージを色濃く出す作品を出しているのはご承知の所かと思いますが、本作に見られる[1]も既にその萌芽を感じさせるものです。
10数分に及び続けられるパーカッションと低く流れるベース。そして軽く絡むギターが入ってきたかと思いきやP.サンダースのテナーサックスが咆哮を始める。その背後では相変わらずるパーカッションとベースが悠々とリズムを刻んでゆく・・・
正に上代から続くエジプトという地の時間の流れを表現するような楽曲です。
[2]は(J.コルトレーンとの)来日時の印象を綴ったものとの事ですが、まぁ、オリエンタルという意味以外で日本的という感触はそれ程ありません(^^;
数年後、(あの、[Creator Has a Master Plan]を収録した)問題作と言われる<Karma>を同レーベルに吹き込む訳ですが、彼の中でしっかりと立脚しているコアはそれにより更にはっきりと力強く表現されることになると思うと、本作の意義も非常に重要であろうと思います。
ソニー・シャーロック(g)、ロジャー・ブランク(ds)、デイヴ・バレル(p)、ヘンリー・グライムス(b)、ナット・ベティス(perc)といったメンバーによる'66年作品です。
収録曲:
1.Upper Egypt and Lower Egypt
2.Japan
3.Medley: Aum/Venus/Capricorn Rising
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