評価：★★★★
コメント：ファーストアルバムである本作をリリースしてから数えても既に３０年以上、そのエンターテイナーぶりを発揮しているキッス。
オリジナルメンバーであろうと無かろうと、化粧をしていようよいまいと、やはり根底にあるのは本作でも体感することができるハード・ロックンロール。
本作からの多くの曲が今なおライブでのナンバーに挙げられている点をとっても、彼らが根ざしているスタイルがここで遺憾なく発揮されていることが判るかと思います。
話題先行型（お化粧然り、火吹きパフォーマンス然り・・・）であった彼等のファーストにどれ程の期待があったかは推して知るべしですが、ポール・スタンレー(vo、g)、ジーン・シモンズ(b、vo)主体によるスタイルは非常にソウルフルな声質とも相俟って、アメリカ中が熱狂したのも頷けます。
決してロック（音楽）の世界においてエポックメイキングな事をやった訳でも、抜群に上手いテクニックを持っている訳でもないのでしょう（多分）。
が、そのインパクトの大きさはやはり並みのバンドでは演じられないものではあります。
収録曲：
1.Strutter
2.Nothin' to Lose
3.Firehouse
4.Cold Gin
5.Let Me Know
6.Kissin' Time
7.Deuce
8.Love Theme from Kiss
9.100,000 Years
10.Black Diamond
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