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2007年12月2日

Zawinul(邦題:ザヴィヌル)/ Joe Zawinul


アルバム名:Zawinul
アーティスト:Joe Zawinul
リリース:1970年
評価:★★★★
コメント:真のクリエーターであり続けたジョー・サヴィヌル氏(el-p, composer)。

惜しくも今年の9月にこの世を去った訳ですが、氏がジャズ/フュージョン/ワールドミュージックと様々なジャンルにわたって残してきた足跡は、私の様な素人が何を言わずとも、万人が知るところではあります。
J.サヴィヌルはウェイン・ショーターやミロスラヴ・ヴィトウス等を伴ってウェザーリポートを結成、その後のジャズ/フュージョンへの先鞭を付けることになります。

本作はJ.サヴィヌル氏のソロ名義による'70年の作品ですが、[1]や[4]での情緒的な曲の展開とソロの妙、マイルス・デイヴィスの下で作成した[2]での揺らめくような美しさは流石にその萌芽をありありと感じることができると思います。

ジャズ作品と言えばジャズ作品でしょうが、ファースト・インプレッションからすれば、J.サヴィヌルの視点から捉えたサウンドスケープ、といったところでしょうか。

ハービー・ハンコック(el-p)、ジョージ・デイヴィス(fl)、ウッディー・ショウ(tp)、アール・タービントン(ss)、ミロスラヴ・ヴィトウス(b)、ウォルター・ブッカー(b)、ジョー・チェンバース(perc)、ビリー・ハート(perc)、デヴィッド・リー(perc)・・・

本作での構成メンバーは必ずしもウェザーリポートのそれと同一フォーマットではありませんが、その後ウェザーリポートが体現してゆく音楽的なコンセプトや感触が本作でも十二分に感じることが出来る点からして、氏の頭の中には明らかな構想(=ウェザーリーポートという最高の再現装置を確立する事)が有った事がよく判ります。
収録曲
1.Doctor Honoris Causa
2.In a Silent Way
3.His Last Journey
4.Double Image
5.Arrival in New York

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