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2013年5月26日

Mister Fantasy / Traffic


リリース:1967年
コメント:言うまでもなく、これも'60s末のロックシーンを語る上で外せない(と、多くの方が仰っている(^^;)作品の一つ。

スティーヴ・ウィンウッド(vo、org、g、p)がスペンサー・デイヴィス・グループ出身という事もあり、何となくブルーズ・ロック的な音になるのかと思いきや、このトラフィックのファーストでは単一のジャンルにカテゴライズ出来そうも無い程の雑多さに溢れかえっております。

ブルーズ・ロック、サイケデリック、ジャグ、フォーキー・・・まぁ、ファンタジーな玩具箱をひっくり返したような状況です(なぁ~んて、ね(^^;)

多くの方が指摘されているように、世はビートルズの<Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band>に騒然としていた頃でもあり、当然ながらそれを意識せざるを得なかったとするのが正しいのかも知れません。

雑多さと言っても、何やら訳の解らない音を出してリスナーを煙に巻くのではなく、楽曲のメロディーにせよ、そこ盛り込まれる楽器(シタールとか)にせよ、奇を衒うと言うよりはその雰囲気を最大に発揮したいが為のギミックなのだろうと察します。

デイヴ・メイソン(vo、b、g、メロトロン etc..)とS.ウィンウッドが実質的なフロントマンとして成立してはいるものの、楽曲については何故かD.メイソン v.s. S.ウィンウッド+他メンバー、といった構図ばかりですね(例外は[10]だけ)。

既に後年の破天荒な行動(?)につながる「何か」があったのかも知れませんね(笑)

ジャケットの奇妙さ、「空想男」(?)というタイトル、鳴り響くシタール・・・嗚呼・・・正に'60s末のサイケな匂いがプンプンします(^^;
収録曲
1.Heaven Is in Your Mind
2.Berkshire Poppies
3.House for Everyone
4.No Face, No Name, No Number
5.Dear Mr. Fantasy
6.Dealer
7.Utterly Simple
8.Coloured Rain
9.Hope I Never Find Me There
10.Giving to You

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