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2013年5月6日

Salsa Picante / Clare Fischer

リリース:1978年
コメント:これ(このLP)も随分と以前に入手したのですが、ちょっと聴いただけでレコード棚の肥やしになっておりました。

某フュージョン書籍に掲載されていた本作ではありますが、いわゆるラテン・フュージョンというカテゴリで、決して甘く見ていた訳ではないのですが、なかなかこの「クセ」のようなモノに馴染みきれず…

勿論、楽曲としてあまり耳にすることのないチャチャ、マンボ、ボッサ etcのラテンリズムの多様さと深さに関心する点は多々あります。

とは言え、爽やかフュージョンでもなし、テクニカル・フュージョンでもない、第三極フュージョン(笑)として捉えるにはちょっと小生には面白みが足りないような気もします。

極小的な楽しみになってしまい、またそんなところをレビューしてしまって恐縮なのですが、ここでC.フィッシャーが使用しているヤマハ製のエレクトーンやEX-42という機器から出される「音」が何とも面白いのです。

フェンダーローズの音も大好きな小生ではありますが、試行錯誤とアイデアで作られたという様々な音色に、C.フィッシャーのアーティストとしてのセンスを見る思いです。

因みに、クレア・フィッシャーという方の名は、スティーブ・カーンさんのつながりからも辿れまして、カーンさんが一時期この方と行動を共にして新たなラテンジャズを切り開こうとしていた事があるのですね。
収録曲
A-1.Bachi
A-2.Morning
A-3.Guarabe
B-1.Descarga-Yéma Ya
B-2.Cosmic Flight
B-3.Inquiétacao
B-4.Minor Sights

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