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2013年5月27日

Laughing Down Crying / Daryl Hall


リリース:2011年
コメント:前作<Can't Stop Dreaming>('97年)から14年を経てリリースされたダリル・ホールのソロ5作目。

ここでは無論イイ意味で「相変わらず」のその声と節回しで「あぁ、D.ホールかぁ」と判ってもらえるというのも、アーティストとしては1つの財産なのだろうと思います。
適度にモダンな感じを受ける本作ですが、やはりこの方の根底にあり続けるソウルミュージックへの憧憬と尊敬の念はどの作品でも(勿論、ホール&オーツ作品でも)いろいろな形で表出しています。

決して目新しいアレンジや大きな変化を遂げているという作品ではなく、全体を聴いてみれば、'80s中後半-'90s時分のアプローチと言われても通ってしまいそうではあります。

弁護ではありませんが、そうしたある種の安定を望むのも実はファン心理だったりします。

その意味からすれば、やはり小生の視点からは良い具合にこなれた作品だと思います。

何よりも、このご時世に全10曲で45分足らずという「流石っ!判ってるねぇ、ダリルさんっ」と声を大にして言いたい時間配分(笑)

あまり「ゴテっ」とした厚めのアレンジはなく、アコースティックにアレンジしても上手く合いそうな曲調も多い為か、全然聴き疲れる事もなく、「相変わらず」小生はこの方の声を聴き続けることができるのでした。

なお、本作([3]、[7]、[10])でクレジットされているT-ボーン・ウォーカー(b、g)は、'80sホール&オーツ作品を作り上げたレギュラーバンドメンバーの一人として、よくプロモーションビデオにも登場していましたね(その後はプロデュースにも名を連ねていたようです)。

そのT.ウォーカーは2010年に亡くなっていますが、[10]は彼とのラストセッションだったようです。「このアルバムも彼に捧げる」の一文もあります。
収録曲
1. Laughing Down Crying
2. Talking To You (Is Like Talking To Myself)
3. Lifetime Of Love
4. Eyes For You (Ain't No Doubt About It)
5. Save Me
6. Message To Ya
7. Wrong Side Of History
8. Get Out Of The Way
9. Crash & Burn
10. Problem With You (Bone's Last Ride)

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