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2013年5月9日

Badlands / Badlands


リリース:1989年
コメント:ジェイク・E・リーその人は、むしろ小生の好みのタイプのギター弾きでした。

当時のHM/HRギタリストの多くが(ギター)アームやライトハンド/タッピングを多用した、見た目も音もハデハデなフレーズを競い合っている感が強かった中で、
そこには傾倒せずにビシバシとリフ/ソロを決める姿は「流石に日本男児(ハーフですが)!」と贔屓目に見たものでした。
#トリッキーなプレーもあるにはありましたが。

そんなジェイクがオジー・オズボーンの下を解雇?された後にスタートさせたリーダー・バンドの1作目がこれ。

何を契機に本作を入手したのかも忘れてしまっていますが、恐らくは、ジェイクのギタープレー・ショウケース的に持っておこうと思っての入手だったかも知れません。

正直、ジェイクが加入した後のオジーバンドは<Bark at the Moon>、<The Ultimate Sin>の2作のみだったのではないかと記憶しておりますが、時同じ頃から小生のオジー(いや、メタル全体)への興味は急速に萎えていったのも事実ではあります。

因みに本作と同年にオジーはギターにザック・ワイルドを据えて<No Rest for the Wicked>をリリースしていますが、言わずもがな、そちらも全く食指は動かずでした(^^;

思いますに、'80s初頭辺りから隆盛してきたL.Aメタルや先行するNWOBHM(New Wave of British Heavy Metal)の流れに食傷気味になった事、適当に(アルバム内に)バラッド1、2曲放り込んでおけばそこそこ売れる・・・みたいなおざなり制作姿勢みたいなものがどうも頂けなくて・・・

#言うまでも無く、HM/HRにおけるバラッドを否定する物言いではありません。

ギターヒーローとしてランディの影を背負いつつも、オジー・バンドでは「主」の後光(嫌味ではなく、オジーの才と解釈してください)があってのジェイクであり、作曲にも加担していたようですが、どうも根本のところはオジーの持つカラーには合わないところがあったのでしょうかね。

本作を聴けば、濃さは(敢えて?)薄くしていながらも、やはりブルージーな感触や、ラフでザックリとしてカラっとした、何れオジー色とは相いれないような部分が匂ってきます。

ただ、もし小生のHM/HRへの興味がその当時も継続していたとして、2作目も聴きたいと思っただろうか?ちょっと厳しいかなぁ・・・

無いものねだり、前言と矛盾するのかも知れませんが、そうした微妙なギャップやカラーの違いの中で得られるジェイクの出ずっぱりにならないギターの表出度に、案外、好感を持っていた自分が居たのかもしれません。

閑話:
面白い事に、voのレイ・ギランは元ブラック・サバス、dsのエリック・シンガーも元ブラック・サバス、ジェイクはオジー・バンドを解雇されており、何と言いますか偶然ではあるのでしょうが、鬱積を晴らすために集結したように思えてしまいます(^^;
収録曲
1. High Wire
2. Dreams In The Dark
3. Jade's Song
4. Winter's Call
5. Dancing On The Edge
6. Streets Cry Freedom
7. Hard Driver
8. Rumblin' Train
9. Devil's Stomp
10.Seasons
11.Ball & Chain

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