リリース:1979年
コメント:初期のちょっとアーシーな感じもするトム・スコット(L.A. Express名義の頃ですね)も良いと思いますし、もう1つはこの'80s前後の3作品<Intimate Strangers>、本作、<Apple Juice>もフュージョンなT.スコットを味わえる作品だと思うのです。
いつになく多くのバックボーカルを用意して、えらくファンクっぽい楽曲を聴かせるようなひと捻りはありますが、上記のように2つの作品に挟まれる形になってしまっています。
前者はあるサックス吹き青年の恋愛といったストーリー性を持たせた、ある種の音楽によるドラマか小説表現といったものでありなかなかにして一貫した視点(聴き耳)で対峙する面白さがありました。
後者はニューヨークのライブハウスで録られたライブ盤で、こちらはリチャード・ティーやドクター・ジョン等も参加し、賑やかさと熱さには事欠かない作品でした。
となると気になるのは「挟まれた」形になっている本作の評ではあります。正直ベースで言えば、可もなく不可もなくといったところでしょうか。
ココっ!という一番の押しが見えないと言いますか、やはり前後の作品にそれぞれのクセがある分、どうしても間に入ってしまうと、多くを求めたくなってしまいます(聴く側としましては、ですね)。
収録曲:
A-1.Street Beat
A-2.Greed
A-3.Come Closer, Baby
A-4.Heading Home
B-1.Car Wars (from the motion picture soundtrack AMERICATHON)
B-2.We Can Fly
B-3.Give Me Your Love
B-4.The Shakedown
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