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2014年6月9日

Helping Hand / Steve Khan


リリース:1987年
コメント:'80sのアイウィットネス時代作品からのピックアップと新録音3曲([1]、[5]、[9])を含む形態でリリースされたカーンさん自身の選曲によるベスト盤です。

新録音の3曲は、東京ガスのCM用に吹き込まれたものであり、カーンさん作品には欠かせない画家ジャン・ミッシェル・フォロンのアートを用いたショートアニメーションと共にTVで流されたらしいです。

#生憎、小生その当時は地方に住んでいましたので、今なお、
#どのようなCMだったのかは判りませんm(_ _)m

カーン氏のHPによれば、この企画をオファーされた際、「非常に創造的な作業の機会を得た」と感じたそうです。

で、その新曲なのですが、これはもうオリジナルのアイウィットネス面子は絡んでいません。

そこでの面子はビル・エヴァンス(ss、あのジャズピアニストとは同名異人です(^^;)、クリフォード・カーター(key、24丁目バンドの面子ですね)、ニール・ジェイソン(b、バーサタイルな活躍で知られるセッションプレーヤー)、クリストファー・パーカー(ds、Stuffでガッド先生とのツインドラムで有名)となっております。

同時期、カーンさんは<Local Color>という作品を(ロブ・マウンジーとのコリーダー作として)リリースしていますが、そこで聴くことができるナチュラルなサウンドとの関連性も感じられます。

本作もそうですが、カーンさんのアイウィットネス時代作品は一度はCD化されているものの、悲しいかな現在は殆ど廃盤(もしくはそれに近い)状態です。

何とか「一斉リマスター再発」なんてことにならにでしょうかね(^^; 以前、カーンさんのHPにある「Contact Steve」というリンクからメッセージを送ってみた事があるのですが、頂いた返事には「...結局、みんな(リスナー)の強力なリクエストが事を起す事になるんじゃないか」みたいな事が書いてありました。

版権の問題もあるでしょうし、必ずしも当時の面子との関係が「当時同様に」続いているか否かという事もあるでしょう。

まぁ、誰しも最も評価してもらいたいのは「現在」でしょうから、如何にアイウィットネスが凄かった、ファンとして是非聴きたい、というリクエストもカーンさんご自身にしてみれば「う〜ん、微妙ぉ〜」って思っていらっしゃるのかも知れません(^^;

P.S.
個人的には利用しないノンパッケージ(ダウンロード形態の音源)に関しては、AmazonやITune Store等でカーンさん作品もそこそこ揃って来ているようです。Amazon(米)サイトなら最入手難?<Eyewitness>も入手可能のようです(^^;
収録曲
1.Tree Of Building
2.Where's Mumphrey?
3.The Suitcase
4.In A Silent Way
5.Warm Blue Town
6.Blades
7.Infant Eyes
8.Dr. Slump
9.In A Star's Arms
10.Penetration

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