リリース:1982年
コメント:ジョグ中に立ち寄った某中古屋にあったので興味に勝てずに入手(笑)
以前、戸川純の2枚組ベストを聴いてからこの方(含む周辺)の音にムクムクと興味が起こっていたのですが、
同時に「ゲルニカの音はちょっとなぁ …」みたいなコメントをしていたかと思います。
いやぁ〜、前言撤回するようで何とも格好が悪いのですが(^^; 「あれぇ〜悪くないやん?」って感じで、只今もCDを再生しながらのレビューをしております。
確かに曲の大半を手掛けている上野耕路氏のセンスには取っつき難さのようなものがあるのですが、作品のディレクター?は細野さんなのですね(加えて、細野氏の立ち上げたレーベルから本作がリリースされていたというのも今更気付いた次第で(苦笑)。
楽曲として聴くのも勿論ありだと思うのですが、コンセプトと楽曲の風合いからすれば、明らかにシアトリカル・ロック、もとい、シアトリカル・アヴァン・ポップスなのではないかと。
おまけに、この怪しげな旧仮名遣いを真似た自らのライナーノートとかも雰囲気出してますよね。
「当たり前でしょ。戸川純がそもそも俳優なのだから」と言われてしまえばそれまでなのですが、実際にはそうした形でライブ演奏されていたのでしょうかね?
[2]のモダンさみたな部分、[8]での演劇調の演出、[11]など(歌詞を見れば)大河ドラマのラフシナリオのような(嗚呼...) そんなこんなで、意外にも小生の耳には面白くも興味深く響くものが多くありました。
そう考えると、上記の楽曲は先のベスト盤には含まれてませんでした。
なお、CDに収録されている[12]および[13]は、発売当時のオリジナル盤には収録されていなかったものです。
[12]は先のベスト盤にありましたが、これまたなかなかいいなぁと思う[13]はそこにはありませんでした。
うむぅ、ファーストインプレッションというものが如何に重要か、を身を以て知る事ができました(笑)
収録曲:
1.ブレヘメン
2.カフェ・ド・サヰコ
3.工場見學
4.夢の山獄地帯
5.動力の姫
6.落日
7.復興の唄
8.潜水艦
9.大油田交響楽
10.スケエテヰング・リンク
11.曙
12.銀輪は唄う
13.マロニエ読本
0 件のコメント:
コメントを投稿