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2005年12月24日
Music Inc / Music Inc
リリース:1970年
評価:★★★★★
コメント:'70sの革新的レーベルの1つとして記憶されるストラタ・イースト。
そのストラタ・イーストを立ち上げ、黒人主導によるジャズの活性化を推進したチャールズ・トリヴァー(tp)とスタンリー・カウエル(p)。
その二人を主軸にストラタ・イーストに属するプレーヤーによるコンボ作品(と同時に、ストラタ・イースト・レーベルの第1作)。
個人的にいつも思う事なのですが、'60sから'70sという時代の移行期において、閉塞・衰退の色を見せていたジャズが様々な分裂・変異を呈しながら変わってゆく様にとても興味を惹かれます。
本作('70年作)もまさにそんな時代にあって、ジャズという世界に新たな方向性を示す作品ではないかと思います。
決してビッグ・バンド程のメンバー数ではありませんが、見事にハード・バップ・バンドがビッグ・バンド然として猛烈にスウィングしています。
ブラスアンサンブルの中から突き抜けるように現れるC.トリヴァーのtp。見事なスウィング、否、ドライヴ感で突っ走るJ.ホップスのds。このカッコよさは・・・是非聴いてみて下さい。
ジャケットのサークル状になった名前を見れば一目瞭然ですが、コアを形成しているのはC.トリヴァー、S.カウエル、ジミー・ホップス、セシル・マクビー(b)といった面々。
正にストラタ・イーストの顔です。
S.カウエル、C.マクビー(のプレー)に言及していないのは、「言わずもがな」という事です(^^;
収録曲:
1.Ruthie's Heart
2.Brilliant Circles
3.Abscretions
4.Household Of Saud
5.On The Nile
6.Departure
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