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2005年12月27日

Live / Pat Martino


リリース:1973年
評価:★★★★
コメント:知人達とその手の話をする際に名前はしばしば出てくるものの、実は私自身その人の作品を殆ど聴いたことが無い人の一人が、このパット・マルティーノ(g)。

名前だけなら随分前から知っているものの、あまりジャズ・ギターというカテゴリに大きな興味を抱いていなかった時期があったのが災いしたようです。

話がズレましたが、数あるP.マルティーノ作品の中でもよく雑誌その他で目にする本作('73年作)を手にしたのは、鯔背なジャケットと共にライブでもそのずば抜けたピックさばきを耳にすることが出来るという点、そして[3]の名演を聴けるからに他なりません。

非常にカッチリした音で聴こえるということは、しっかりしたピッキングとフィンガリングあっての賜物かと思います。

ロック的な奏法を否定する訳ではありませんが、質の高い演奏とはどういうものであるのかが良く判ります。

もう一点、個人的に非常に面白いと思ったのがロン・トーマスのエレピ。

別段、華やかなソロを披露している訳ではないのですが、このel-pの音が曲全体、強いてはP.マルティーノのギターサウンド、そして作品全体と非常にマッチしているように思えるのです。

アコースティック・ピアノだったら、これ程の一体感は無かったでしょうね。
収録曲
1.Special Door
2.The Great Stream
3.Sunny

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