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2005年12月5日

Special Edition / Jack DeJohnette


リリース:1979年
評価:★★★★
コメント:入手動機の1つはメンバーの妙。

デイブ・マレイ(ts、bcl)、アーサー・ブライス(as)、ピーター・ウォーレン(b、cello)。

雰囲気から言えば何やら騒々しさや「キツさ」のようなものが想起されるのですが、ホストであるジャック・デジョネットのドラムは常に美しさ(ある種のひんやりした感触)を貫き通していることから、作品全体も「拡散的になるか」との思いは見事に払拭されます。

シンプルながらカッコよく、J.デジョネットの激しくも緻密なソロを織り交ぜた[1]。

ジョン・コルトレーンの[3]を美しく奏でるD.マレイとA.ブライスの2管も(他の楽曲と比較すると)少し
趣を異にしていると受け取れますが、決して穴埋め的な選曲ではないでしょう。

同じJ.コルトレーン作ながら[4]ではJ.デジョネットのピアノから始まり、先の2管が気持ちのいいソロをかましてくれます。

無論、本領であるドラムでビシビシキメまくるJ.デジョネットが後方に居ることもお忘れなく。

全体を通じて思うことは、時代(本作は'79年録音)にあって、ジャズそのものが閉塞しかかっていた事を考えると、「まだまだジャズはくたばらない」という具体的な行動(というか、意思)を示すような作品なのでは?という点です。

それはともかく、やはりJ.デジョネットのドラムは美しい・・・
収録曲
1.One for Eric
2.Zoot Suite
3.Central Park West
4.India
5.Journey to the Twin Planet

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