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2008年5月6日
But Seriously, Folks...(邦題:ロスからの蒼い風)/ Joe Walsh
リリース:1978年
評価:★★★★
コメント:よく引き合いに出されるのかも知れませんが、イーグルスが<Hotel California>('76年作)で'70s後期の西海岸の斜陽のようなものをシリアスに歌い出したのに対し、同イーグルスの後期メンバーの一人としても活躍したジョー・ウォルシュ(vo、g)の本作は何といいますか、(+AOR的な要素も含みつつ)未だ色褪せない西海岸ロックを聴かせてくれているように思えます。
うまく言えない部分はあるのですが、シリアスとは別の意味で非常に無理のない、アルバム作りになっているように思うのです。
勿論、今なお'70sロック史に燦然と輝く<Hotel California>に何ら難癖をつけるものではありませし、コンセプトアルバムとしての態も十分に考慮された素晴らしい作品だと思っています。
ただ、比較して楽しんで聴けるという点については、J.ウォルシュの本作にある「陽性」の部分はかなり素晴らしいものだと思います。
<ロスからの蒼い風>って邦題からしてナイス(^^;
本作の[8]は概ね9分に及ぶ曲ですが、アルバムと共にシングルとしてもヒット。
イーグルスの面子も友情参加していますので、イーグルスとしての次作<The Long Run>('79年作)に如何ほどか影響を与えたのか否か、私の拙い耳では真偽の程を確かめることは出来ていませんが、何れ、イーグルスにおけるパフォーマンス担当(失礼!)等と語られるだけでは収まらない人だという事が判った次第ですm(_ _)m
収録曲:
1.Over and Over
2.Second Hand Store
3.Indian Summer
4.At the Station
5.Tomorrow
6.Inner Tube
7.Theme from Boat Weirdos
8.Life's Been Good
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