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2012年7月16日
Level One / The Eleventh House feat. Larry Coryell
リリース:1975年
評価:★★★★
コメント:クロスオーバー/フュージョン期のイレブンスハウス名義では個人的に1、2を争うと思う本作、先日たまたま通販サイトを覗いていたらCD化されている事に気づきました。
フュージョン/クロスオーバーといたジャンルを聴き漁っていた頃にはCD化されておらず、ジャケットの傷みが目立つ中古アナログを入手して聴いたのを懐かしく思い出しました。
で、(そのアナログ盤を)暫くぶりに引き出して聴いてみましたが、いや、やっぱりいいですね(笑)
ジャケット中央で白のスリーピースでキメるコリエルさん(マクラフリン&サンタナのあの白スーツジャケットにも負けない?!)、左上のアルフォンス・ムザーンのファッションもイイっ!(笑)
もとい。ギター好きの小生は無論、コリエルさんのギターを聴く訳ですが、その実、A.ムザーンの叩きっぷりに惹かれるところが大きかったりします。
まさに同じ頃のビリー・コブハム氏のそれを本当によく似ています。凄まじいスピード感でスネアとシンバルを入れながら、ミスなくフィルインをかませる・・・あぁ・・・小生自身がクロスオーバーとかフュージョンとかを好んで聴いていた理由の1つはこういう音への嗜好性の高さなのかも知れません。
#故に、後年のイージーリスニング的な音への傾斜を残念にも思う訳です。
ブレッカー・ブラザーズの雰囲気よりはロックっぽく、A.ムザーンの各種ソロ作品よりは明るさ・華やかさが勝っている部分で、やはりイレブンスハウスの音は(それらとは別の)気持ちよさがあります。
クロスオーバー/フュージョン期を卒業?して以降のコリエルさんも追いかけはしましたが、やはり、小生の肌に合うのはこういう時期の音である事は動かし難いところです。
ちなみに、スティーヴ・カーンさんもちょい役?で参加してますが、どうやらアコースティックギターでのそれのようで、コレと判るソロのようなものは無いようです。
収録曲:
A-1.Level One
A-2.The Other Side
A-3. Diedra
A-4. Some Greasy Stuff
A-5. Nyctaphobia
B-1. Suite: Entrance/Repose/Exit
B-2. Eyes of Love
B-3. Struttin' With Sunshine
B-4. That's the Joint
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こんにちは。
返信削除おぉフュージョン博士お墨付の作品ですか、
これは良い物を教えて頂きました。
コリエルはなかなか波長が合わず苦戦中
なので突破口になると良いなと
期待して早速、購入リスト登録。
すみません、ちなみに1、2を争うの
1、2な作品は何ですか?
コメントありがとうございます。
削除うわっ、このツメの速さ・・・流石は師匠!(笑)
こうして好きな事をかける場においても、時間を割いて
読んで頂いている方がいる事を努々忘れることなく、
書きっぷりには細心の注意を払わねばなりませんね(^^;
もとい。11th Houseもので対抗を揚げるとすれば
やはり<Aspects>(’76年)ですね。
コリエルさんを追いかけて比較的早い時期にリーチ
した事、カーンさんも居ること、ブレッカーBros.も
居る事等、フュージョン好きへの訴求力も満載です。
こんにちは。
返信削除刺激されて自分で書いた3年前の
Aspectsのアルバム評を読みながら
聴き直してみました(笑)
目賀葵さんがホワイトブルースに
苦戦しているのと同じように
まずこの3年間、
コリエルの他の作品も
何枚か聴いたにもかかわらず全く
コリエルのギタースタイルに
心を開いてないことに我ながら
驚きました・・・
「JAZZ畑の人なのにロックが好き」
みたいなイメージの音はあるんですが
「巨匠にして発展途上」という
一般評が壊せない・・・日々精進・・・