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2012年7月28日

E.ゲイル、生前最後のリリース

アルバム名:Let's Stay Together
アーティスト:Eric Gale
リリース:1989年
評価:★★★
コメント:小生の場合、エリック・ゲイル氏を知ったのはStuffというフュージョン系バンドのギタリストとしてですが、そもそもStuffの構成員が皆スタジオミュージシャンであった事から、各自のソロワークスやサポートしたアーティストの作品へリーチする事で自ずと色々な枝葉が伸びました。

本作は氏の生前にリリースされたソロ作品としては最後にあたるものではなかったかと思います(E.ゲイル氏は'94年に他界)。

#死後になって、'91年に録音されていた作品<Utopia>が日の目を見ることになりました。

正直、取り立てて本作が突出している要素を見つけるのは難しいのですが、寧ろ出自のStuff同様に、変わらない事で得られる(ファンとしての)安心感、どうしたって(小生の耳は)そこを聞かざるを得ないE.ゲイル節が拝めればそれでいいでしょ?(笑)

後付けで書いても説得力を欠くかも知れませんが、[7]のようなポップな感覚はこれまでの作品では聴かれなかったモノの1つではありますので、必ずしも、何もかもが旧態依然な訳ではありません。

[4]はジェームス・テイラーの、[5]は言わずと知れたマーヴィン・ゲイのヒット曲をカバーしています。カバーの出来の良し悪しとは別に、こうしたきっかけでオリジナルへリーチし、また枝葉が伸びるというのも音楽好きの醍醐味の1つかと。

因みに[3]はアル・グリーンの大ヒット曲のカバー・・・ではありません(笑)

また[1]での作曲&ハーモニカ、[4]でのヴォーカルを演じているのはチャールズ・ミークスという人なのですが、迂闊にも調べてみるまで、この人が結構フュージョン畑で仕事をしていた人だと知りませんでした(汗)

(本業は?)ベースをこなす人のようで、リー・リトナーの<Captain Fingers>やチャック・マンジョーネの大ヒット作<Feels So Good>、アール・クルーの諸作にその名前を見る事ができます。
収録曲
1.You're All I Need
2.The Shadows
3.Let's Stay Together
4.Close Your Eyes
5.I Heard It Through The Grapevine
6.Black Orpheus
7.Magnetic

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