リリース:1988年
コメント:アイク&ターナー時代の作品もソロ時代の作品も単発でしか聴いていませんので、何を気の利いたコメントを記す事もかなわないのですが、差し詰め、やはり'80s好きが”いの一番”にイメージするティナ・ターナーはこの辺りなのではないかと思います。
'84年の大ヒット作<Private Dancer>によってソウル系からメインストリームへと、年代やカテゴリを超えて広く知られるようになったT.ターナー。
#カルト的だったボウイさんが<Let's Dance>でお茶の間に引っ張り
#出された流れに似ていなくもなく(^^;
まぁ、ココで歌われている楽曲を「ソウル」として聴きたいと思うか否かについての意見はひとまず措いておきましょう;-)
本作のソースとなっているライブですが、T.ターナーを含みスタッフが短期のうちに欧州を何度か廻る事によるオーディエンスの疲弊(つまり、同じような出し物だと飽きる)を心配した事に端を発し、何とかエンターテイメント性豊かなライブショウに仕立てあげようとアイデアを講じた結果、豪華アーチストとのオンステージが盛り込まれた、という背景があったようです。
アーチスト名を羅列してもあまり意味はないのかも知れませんが、ロバート・クレイ、エリック・クラプトン、デヴィッド・ボウイ、ブライアン・アダムス等とのパフォーマンスが収録されています。
'85年から'87年にかけて行われた幾つかのライブツアー音源からのコンパルで形成されている本作、時代的に近い事やある程度流れを意識しての組み方のためか、まま、特に違和感を感じる流れにはなっていません。
むしろコンパイルの強み?を活かして、Disc 1にはティナ自身のヒット作やアルバム収録曲を中心に集められており、Disc 2には共演を含めて有名曲やゲストアーティストのナンバーを集めています。
'80sヒット曲支持派?にはDisc 1を、よりバラエティに富んだティナのパフォーマンスとゲストアーティストの絡みを楽しみたい向きにはDisc 2がいいかも知れませんね(笑)
良くも悪くも小生の頭のなかにあるティナのイメージはこの辺りですっかり固定されてしまっておりまして(笑)、遡ることはあるにせよ、この時代以降を聴き掘って行こうという気は...難しいですね、いまいまは。
それにしても、この時T.ターナーはもうすぐ五十路に手が届こうかというお歳になりますが、いやはや、エネルギッシュでございますなぁ(笑)
収録曲:
[Disc 1]
1.What You Get Is What You See
2.Break Every Rule
3.I Can't Stand the Rain
4.Two People
5.Girls
6.Typical Male
7.Back Where You Stand
8.Better Be Good To Me
9.Addicted To Love
10.Private Dancer
11.We Don't Need Another Hero
12.What's Love Got To Do With It
13.Let's Stay Together
14.Show Some Respect
[Disc 2]
1.Land Of 1,000 Dances
2.In The Midnight Hour
3.634 - 5789 ( Duet w/ R.Cray )
4.A Change Is Gonna Come ( G solo is R.Cray)
5.River Deep, Mountain High
6.Tearing Up Apart ( Duet w/ Eric Clapton )
7.Proud Mary
8.Help
9.Tonight ( Duet w/ D.Bowie )
10.Let's Dance ( Duet w/ D.Bowie )
11.Overnight Sensation
12.It's Only Love ( Duet w/ B.Adams)
13.Nutbush City Limits
14.Paradise Is Here
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