リリース:1984年
コメント:本作なども入手時期はもう記憶の彼方ではありますが、レビューという形では記録を残していなかった模様なので、何年(十数年?)ぶりにターンテーブルに乗っけてみました。
初期のパット・メセニー グループに在籍していたマーク・イーガン(b)とダン・ゴットリーブ(ds)がスピンアウトして結成したユニット、エレメントの2作目になります。
バンド形態というより音楽集団・集合体といった捉え方がいいと思うのは、やはりM.イーガンとD.ゴッドリーヴの双頭バンド色が強いからに他なりません。
因みにキーボードにはクリフ・カーター(24丁目バンドでもお馴染み)、サックスにはビル・エバンス(後期のマイルス御大の下にもいた人。ピアニストのビル・エヴァンスとは同姓同名(w)がこれをサポートしています。
ファースト作品であった<Elements>と同一面子ということもあり、音的には大きな冒険はない?代わりに、しっかりとしたアンサンブルとソロ回しには、よりハッキリと各自の巧さが発揮されているように感じられます。
B-2では珍しく?D.ゴッドリーヴがドラムソロを入れていたり、全体的にはB.エバンスのリードが、単にメロを吹き切るだけでなく、時にはちょっとフリーキーな感じで鳴っているのも一興です。
この手のグループ(というか、楽曲そのもの)はなかなかにして差別化とか聴く人の印象に残す為の捻りと言いますか、そういう部分が判り難いという点があるかと思います。
#フュージョン好きだからこそ、否定しません(笑)
なので、小生の場合は「一点突破」ではありませんが、これと決めたところを極小的に聴く事で、その音楽の愉しみを探す事もままあります。
言わずもがな、Elementsに於いてはM.イーガンのベース、そう、フレットレスのあの音色ですね。各所にそれが現れるその瞬間を心待ちに聴いている事を白状いたします(笑)
収録曲:
A-1.Romper Room
A-2.Spiral
A-3.Forward Motion
B-1.Baby Bossa
B-2.Heart Lake
B-3.3 Way Mirror
0 件のコメント:
コメントを投稿