リリース:1975年
コメント:フュージョン渉猟期に”Urbanator”というグループを聴き知ったのですが、そこで主動者であったのがこの方、マイケル・ウルバニアクであり、メインで操る楽器は、そう、バイオリンです。
生憎、所有していたUrbanatorの2作品<Urbanator>、<2>は既に放出してしまっており、聴き直す事が叶わないのが痛恨の極みではありますが、レコード棚をゴソゴソしていたら本作が出てきました。
言うまでもなくフュージョン渉猟期に入手したのだろうと思いますが、音の方が記憶に残っていない...と言うか、ジャケに見覚えが無い(汗)って事は、聴いていないかもね...嗚呼
#嗚呼ついでに、ラリー・コリエル氏とのM.ウルバニアクのデュオ作品
#ってのもありまして、これも入手したまま多分ロクに聴かずに
#レコ棚にしまい込んでいる事が判明しております(大汗)
先にクレジットに目を通してみると、おおっ、ギターでジョン・アバークロンビー、ベースにアンソニー・ジャクソン、ドラムはガッド先生(A-3、B-1はジェラルド・ブラウンという方)と、なかなかどうして、堂に入った布陣ではないですか。
加えて、コリエルさんがB-1で客演&ソロを披露、同じくジョー・カロがA-3で客演&ソロを披露している等、ちょっとギタリストマニアには嬉しいかも、です。
#コリエルさん弾きまくりの頃ですからねぇ、いいソロかましてますよ(^^;
さて音の方ですが、例えば同じような立ち位置だとジャン・リュック・ポンティとかの名前がどうしても思い浮かびますが、M.ウルバニアクが同時期の彼を意識していない訳はありませんが、こちらは大仰さとか壮大さみたいな部分はなく、時にファンキーに攻めてみたり、時にプログレッシヴに迫ってみたり、またどこか土着/トラッドな匂いをまぶしたり(因みにこの方はポーランドの出身なのだとか)と、変化という意味では面白いかもしれません。
また女性ボーカルを入れていますが、いわゆる「歌う」のではなく、女声スキャットを1つの楽器として扱う事で作品を変化させている訳ですね。
尤も、「弾きまくる」という感じではないので、猛烈に狂おしいヴァイオリン演奏(^^;を楽しみたいという向きにはちょっと物足りないかも知れません。
時代的な事もあり、ムーグシンセの音なども散りばめられており、そう、小生の一番好きな感じの「フュージョン手前、クロスオーバーな感じ」が濃厚で、気に入りましたよ。
スペイシーでダウンなグルーヴがいいB-2とJ.アバークロンビーのギターがいい感じなA-1をベストトラックとさせて頂きます(笑)
大手通販サイトで検索してみましたが、M.ウルバニアク、残念ながら入手できそうな作品はかなり限られているようですね...これもこの手のアーティストには有りがち、トホホ。
収録曲:
A-1.China Town (Part I)
A-2.Kuyaviak Goes Funky
A-3.Roksana
A-4.Crazy Kid
A-5.Prehistoric Bird
B-1.Bloody Kishka
B-2.Cameo
B-3.Stretch
B-4.Metroliner
B-5.Chine Town (Part II)
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