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2005年4月30日

Karma / Pharoah Sanders


リリース:1969年
評価:★★★★
コメント:'60s末、ジョン・コルトレーン亡き後フリー・ジャズそのものがその役割?を果たし終えようかという際にあって、ファロア・サンダース(ts)は師から受けた影響と自己表現を集大成させるが如く、この問題作を世に問うた・・・などと判ったような教科書ベースの言葉を並べても駄目ですね(^^;

要は、'80sを中心としてスピリチュアル・ジャズのコンテキストを貪っていれば、早晩、P.サンダースには辿り着きます(そして本作にも)。

'80s以降の作品群が好みだと言われる方は敢えて本作を聴く必要は無いのかもしれません。

しかし、もし思い込みだけで'60sのP.サンダースを、その楽曲を、妖しさ漂うジャケットを(^^;敬遠されているのであれば(まるっきり、以前の自分自身の事ですが)、やはり聴いて損など無い作品かと思うのです。

実は、小生の身の周りの音楽好き達も「あぁ、P.サンダースね。ブキョーッてサックス吹く人でしょ?」という部分しかインプットされていない方が殆ど。

確かにそれが特徴と言えばそうでしょうし、[1](30分超!)をじっと聴くには慣れ?が必要かも知れません。

でも、根底にあるのは意外な程優しいメロディーだったりするのです。

レオン・トーマス(vo)の声はどこか浮世離れした雰囲気を漂わせ、ロニー・リスト・スミスのpは結構端正な音を奏でています。

繰り返される「The Creator Has A Master Plan・・・」というフレーズに次第に私の精神は空の彼方へ・・・嗚呼(^^;
収録曲
1.Creator Has a Master Plan
2.Colors

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