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2005年4月17日

Lift Every Voice and Sing / Max Roach


リリース:1976年
評価:★★★★
コメント:[1]が流れ始めると、本作が何のジャンルがジャズでよいのかと思わず疑ってしまいます。

3分を越える頃になって、ビリー・ハーパー(ts)のブローが流れ出すに至って、ようやくジャズだったかと安心?します(^^;

無論、本作にダメ出しをしている訳ではありません。寧ろ、マイノリティであるジャズを表現(言論)と同等に扱い、同胞達への賛歌としている点について敬意すら覚える訳です。

まるで黒人霊歌の作品と思われるような楽曲の数々(一曲を除き、トラッドソングのアレンジで固めています)。

そこに込められている思いは、同胞達が背負ってきた苦難を打破するために果敢に活動した人達(例えば、世界黒人向上協会の主宰を務めたマーカス・ガービーやマルコムX、キング牧師 etc.)への賛歌になっている訳ですね。

本質的な部分は(日本人としての自分には)到底理解の及ばない範囲かも知れませんが、マックス・ローチの思いや行動(表現)の

アクティブさには共感を覚えます。

音楽作品としては少し「重い」かも知れませんが、時にはこのような作品に対峙してみるのもいいんじゃないかと思います。
収録曲
1. Motherless Child
2. Garden of Prayer
3. Troubled Waters
4. Let Thy People Go
5. Were You There When They Sacrificed My Lord
6. Joshua

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