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2005年4月23日
To the Eyes of Creation / Courtney Pine
リリース:1992年
評価:★★★★
コメント:英国をベースに'80s末から活躍するコートニー・パイン(ss、ts、bcl、etc..)の'92年作品。
随分前から名前だけは聞くものの、作品を聴いたのは本作が初めてでした。
変に「ジャズらしいジャズ」を真面目にトレースしているだけではなく、其処彼処に新しいジャズのあり方(と言うと大袈裟ですが)を嫌味なく表していると思います。
故に、フュージョンにカテゴライズされる向きもあるようですが、いい意味で「フュージョンではなくジャズ」なのだと小生は思います。
例えば[3]では、ジュリアン・ジョセフのピアノがバップ的なフレーズを奏でたかと思うと、C.パインは洒落たスムースジャズ的なフレーズでつなぐという、一見ミスマッチと思えるのに実際には違和感もなく、寧ろ、素晴らしい「変化」として響いてきます。
ツー・ビートでのはじけるような楽しさが伝わる[5]や中近東辺りの音階を思わせる[7]。
また、いきなりアーバン・コンテンポラリーなバラード(歌入りです)の[8]では思いっきりムディーな歌伴/ソロを聴かせてくれます。
何れかなりユニークな作りではありますが、ここ一番の踏ん張り?で、完全なポップ/ダンス音楽にならないのがこの人のやり方なのかも知れません。
作品は聖書や死者の書など、様々なものにインスパイアされているのだとか。
収録曲:
1.The Healing Song (The in Spirit in Mind)
2.Zaire
3.Country Dance
4.Psalm
5.Eastern Standard Time
6.X-Caliber
7.The Meditation of Contemplation
8.Life Goes Around
9.The Ark of Mark (35/16)
10.Children Hold On
11.Cleopatra's Needle
12.Redemption Song
13.The Holy Grail, Pt. 1-3
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