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2006年11月18日
Abraxas(邦題:天の守護神)/ Santana
リリース:1970年
評価:★★★★★
コメント:'60s末~'70s初期、ロックが市民権を得ようとしていた時期の音は、勿論「古さ」があるのは当たり前としても、いつ聴いても(今の耳で聴いても)非常に心地良いものが多くある事に改めて驚かされる事がしばしばあります。
ラテンのリズム/メロディをこれ程ポップな感覚で「ロック」に仕上げたサンタナ(g、vo)もやはり功労者の一人に間違いないでしょう。
本作はサンタナ名義での2作目にあたります。
ロック・ファンには説明不要の名曲[2]を筆頭に、パーカッションを主体にしたスピリチュアルな感覚が魅力の[1]、リズム/ビート/曲調のカラフルな変化が美しい[4]、やはり代表曲の1つに挙げられる[7]等、外し所のない傑作と言えます。
本作のアルバム・タイトルからして、宗教的/神秘的/精神的な色合いを好んでいるサンタナの志向性が覗えますが、楽曲(音)的には小難しさはなく、純粋に時代を飾ったロック名盤として楽しめると思います。
個人的には、後にジャーニー結成時のメンバーとなるグレッグ・ローリー(key)作の楽曲[8]があまりにもストレートなロック然としているので、他の楽曲と比較すると(大袈裟な言い方をすると)ちょっと目立ってしまっているかなぁと思います(^^;
収録曲:
1.Singing Winds, Crying Beasts
2.Black Magic Woman/Gypsy Queen
3.Oye Como Va
4.Incident at Neshabur
5.Se a Cabo
6.Mother's Daughter
7.Samba Pa Ti
8.Hope You're Feeling Better
9.El Nicoya
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