リリース:1990年
評価:★★★
コメント:確かに素晴らしいプレーの応酬、特にギター・ファンにとっては(例えスタジオで編集されたものとは言え)アラン・ホールズワースとフランク・ギャンバレの組み合わせには惹かれるものが多分にあると思います。
これに加えて、ブレッカーBros.の代表曲[1]([4]もブレッカーs作品含む)、チック・コリア作品、ウェイン・ショーター作品等を取り入れ、単純明快なギター・フュージョンとは少し赴きを異にしている点はなかなか面白いと言えます。
とは言え、やはりギター中心と言えばそれまで。技術的に素晴らしいのは十分判った上での物言いですが、もう少し楽曲についてもアレンジのしようはあったのでは?と思います。
A.ホールズワースにしても、従来な楽曲の感触とは違っていますし、F.ギャンバレにしても後年はもっとスピードダウンしてフレーズを「聴かせる」ことに中心をおいたようなプレーになると思うのですが、兎に角ここでは(100%ではないにせよ)「弾く事」に重みを置き過ぎかなぁ、と思うのです。
無論、本作がマーク・ヴァーニーの趣旨に沿った内容になるのは仕方がないとは言え、何かこう、もっと面白いことが出来そうな顔合わせであるだけに、勿体無い気がしないでもありません。
収録曲:
1.Rocks
2.Humpty Dumpty
3.The Fall
4.Not Ethiopia
5.New Boots
6.Ana Maria
7.Bathsheba
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