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2006年11月12日
Carmel(邦題:渚にて)/ Joe Sample
リリース:1979年
評価:★★★★
コメント:コンポーズ/プレーイング共にクルセイダーズのコアとして名を馳せるジョー・サンプルのソロ2作目。
ファースト・アルバムが、フュージョン・ファンの方なら誰もが知る代表作にしてフュージョン史に残る名作となった煽りを受けるセカンドと言うこともあり、少々見る目(聴く耳)が厳しくなるのは評論家ならぬ一般のファンとて同じだったと思います。
ファースト・アルバムに収められた楽曲の「煌き」や「情緒性」は素晴らしいものでした。
かと言って、そのままセカンドへ・・・という流れはハッキリ言って余りにも無芸ですし。
彼が心底何をどの様に考えたのかは知る事はできませんが、小生から見ると「ウェットネスが抑えられて、流れるような物語性やイメージを無理なく収めた」という点が挙げられるのではと思います。
相変わらずと言っては言葉が悪いのですが、リリカルなプレーと何処か日本人に受ける?メロディラインは本作でも十分に機能しています。
ヒットの後の作品は大変なプレッシャーだとは思うのですが、僅か1年のスパンでこのように作品を出してきたJ.サンプルのあふれ出る創作意欲がそれを撥ね退けたのでしょうか。
本当の意味でJ.サンプルがその実力を証明して見せたのが本作なのかも知れません。
収録曲:
1.Carmel
2.Paintings
3.Cannery Row
4.A Rainy Day in Monterey
5.Sunrise
6.Midnight and Mist
7.More Beautiful Each Day
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