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2006年11月24日
Middle Man / Boz Scaggs
リリース:1980年
評価:★★★★
コメント:芸歴(?)は長いが、所謂ヒット・チャートにはそれ程登場してこなかったアーティストは何もボズ・スキャッグスだけではないでしょうが、兎に角、'70s後期から一気に幅広いファン層へ認知された事は一ファンとしては喜ばしい事でした。
そのB.スキャッグスが'80sの幕開けにリリースしたのが本作です。
私個人は、ある種、AOR路線でのB.スキャッグスとしては本作が一つの集大成ではないかと思っています。
前作、更に前々作と着実にその路線(カテゴリ)に於けるツボはシッカリと押えられている上、'80sの音楽シーンの流れを見据えるようなスマートさや感触は(プロデューサーの力量もあるでしょうが)何とも気持の良いものです。
AORシーンの黒幕?デヴィッド・フォスターも参加している事ですしね。
単にメロウで、マイナー調で、ストリングが程よくブレンドされて・・・といった典型的なパターンを進もうと思えば幾らでも出来たはずですが、そこを「ひとひねり」するのがやはりエンターテナーとしての(?)B.スキャッグスなのかも知れません。
逆証明になるのか判りませんが、'80s初期からのTOTOの勢いを考えると、本作の作風がそれを予見していたと思えるのですが、如何でしょうか?
またクレジットを見て「おやっ?!」と思ったのが、2曲だけですがリック・マロッタ(ds)とドン・グロルニック(key)が参加している点。
ふ~ん、B.スキャッグス作品にも出てたんだ、とちょっと驚きです(^^;
スタジオ系ミュージシャンとして、デヴィッド・ペイチやジェフ・ポーカロ辺りと顔見知りだったのかも知れませんね。
収録曲:
1.Jojo
2.Breakdown Dead Ahead
3.Simone
4.You Can Have Me Anytime
5.Middle Man
6.Do Like You Do in New York
7.Angel You
8.Isn't It Time
9.You Got Some Imagination
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