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2008年11月24日
She Was Only a Grocer's Daughter(邦題:オンリー・ア・グローサーズ・ドーター)/ Blow Monkeys
リリース:1987年
評価:★★★★
コメント:個人的な音楽志向では、同時代のブリティッシュものは全くと言って良いほどアウト・オブ・眼中でした。
故に、'80s初期~中期までのブリティッシュ・インヴェージョンを境に英国音楽の流行や影響力のようなものは殆ど知り得ていません。
今回このグループに着目したのは、本作にも参加している米ソウルの重要人物カーティス・メイフィールド辺りを探っていた時にぶつかった、というのが事の真相だったりします。
既に3枚のメジャー・リリースをしている彼らの最高傑作との呼び名も高い事から手を出してみました。
なるほど、'70s末から'80s初期を通過してきた英ミュージックシーンが、'80s後期の英ロック'nソウルでこうした音を創ったのかと聴き入りました。
勿論、メロディの良さ、割とタイトにまとめられているボトム、中心人物であるドクター・ロバート(物凄い音楽マニアだとか)の洒落た歌いっぷり、と表層的な取っ付き易さもあるのでしょうが、その実、ポリティカルで辛らつなメッセージを発する気概は、やはりその手の匂いがあるC.メイフィールドからの影響と、所謂、英国ロックが発してきた伝統的な(?)パンク・ミュージックからの思想もあるのかも知れません。
ブロウ・モンキーズ自身、アルバムを作成する毎に様々な変化・成長を見せてきたと解説にはありましたが、余裕(時間と懐具合(^^;)があれば、今更ながらですがもう少し他作も聴いてみようかと思わせるいい作品でした。
収録曲:
1.It Doesn't Have to Be This Way
2.Some Kind of Wonderful
3.Out With Her
4.How Long Can a Bad Thing Last
5.Man at the End of His Tether
6.Rise Above
7.The Day After You
8.Checking Out
9.Don't Give It Up
10.Cash
11.Beautiful Child
12.This Is the Way It Has to Be
13.The Grantham Grizzler
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