リリース:1974年
評価:★★★★
コメント:兄、デュアン・オールマンの死を乗り越えて完成させた<Brothers and Sisters>('73年)で、オールマン・ブラザーズ・バンドの支柱(言うまでも無く、もう一本の支柱はディッキー・ベッツ)になったグレッグ・オールマン。
彼がその作品の後にソロ作品をリリース。好評のうちに行ったサーキット・ライブを納めたのが本作となります。
偉そうな事を書きつつも、その実、オールマン・ブラザーズの作品はまともに対峙した事はありません。
かろうじて<At Fillmore East>や<Enlightened Rogues>といったあまり脈絡のない数枚を耳にした程度です。
ただ、そうした背景に立って構築されたオールマンBros.バンドのイメージとはかなり趣を異にした作品になっている点は判ります。
勿論、それが功を奏したために今なおG.オールマンの人気作品であり続けているのだと思います。
ブルースはもとより、ホーンとストリング、女性コーラスを絡めた華やかでスケールの大きい楽曲は、ロック的というよりR&B/ソウル的と言っても良いかも知れません。
実は、某ロック・バーに立ち寄った際に流れていた本作、殊に[2]を耳にした途端に「ゲットしよう!」と思い立った訳でした(^^;
また、マスターに教えてもらうまでカウボーイ(トミー・タルトンやスコット・ボイヤー)の事など何も知りませんでした。
ともあれ、いい意味でオールマン・ブラザーズ・バンドでの楽曲や志向性は別として、G.オールマンの嗜好性がよく判る作品だと思います(勿論、ソロ1作目も併せて聴くのが良いと思います)。
収録曲:
1.Don't Mess Up a Good Thing
2.Queen of Hearts
3.I Feel So Bad
4.Stand Back
5.Time Will Take Us
6.Where Can You Go?
7.Double Cross
8.Dreams
9.Are You Lonely for Me Baby
10.Turn on Your Love Light
11.Oncoming Traffic
12.Will the Circle Be Unbroken
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