アーティスト：
リリース：1985年
評価：★★★★
コメント：アルバム・タイトルから想像されるように、バーブラ・ストライザンドが古巣のブロードウェイへの想いを込めて作成された本作は、所謂、ミュージカル挿入歌で彩られた明るく、楽しく、ムーディーな・・・要は非常にエンターテイメント性の高い作品になっています。
例の'80年の＜Guilty＞以来、常連的に顔を出していたグラミーから少し遠ざかっていたバーブラが久しぶりに商業的にも成功した作品が本作ではないかと思います。
事実、'86年のグラミーでは「Album of the Year」部門を始め３部門でノミネートされてもいます。
"Best Pop Female Vocal Performance"でアワードを獲得しました。
確かに、B.ストライザンドが去ってしまったミュージカル・シーンは大きな痛手だったのかも知れませんが、実はバーブラ自身も未練が無かった訳ではないのかも知れません。
何れにしても、この類稀なる歌唱力でショウビズの世界を歩いてきたバーブラが、本当に輝くような歌い方や表現が出来るのは、やはりこういう作品での歌いっぷりなのかも知れません。
収録曲：
1.Putting It Together
2.If I Loved You [From "Carousel"]
3.Something's Coming [From West Side Story]
4.Not While I'm Around
5.Being Alive
6.I Have Dreamed / We Kiss In A Shadow / Something Wonderful
7.Adelaide's Lament [From "Guys and Dolls"]
8.Send In The Clowns [From "Musical A Little Night Music"] [From A Little Night Music]
9.Pretty Women (from Sweeny Todd) / The Ladies Who Lunch (from Company)
10.Can't Help Lovin' Dat Man [From "Show Boat"]
11.I Loves You Porgy / Porgy, It's Your Woman Now
12.Somewhere [From "West Side Story"] [From West Side Story]
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