評価：★★★
コメント：前作＜Who's Zoomin' Who?＞('85年作)から[Freeway of Love]が大ヒットした事で、'80sに入ってからも（R&Bチャートは別として）ポピュラーチャートでも復権を果たした大御所アレサ・フランクリン。
続いての本作では、当時ワム!解散後のソロ・アーティストとして躍進著しかったジョージ・マイケルとのデュエット[2]が大当たりしました。
個人的には楽曲の良さは買うとしても、どうしてもA.フランクリンとG.マイケルとではヴォーカルの圧が違い過ぎるような気が・・・
結果的にヒットしたのはよかったのですが、寧ろ[8]でのラリー・グラハム（言わずと知れたスラッピング・ベースの大御所）とのデュエットの方が「しっくり」とはきます。
ともあれ、ここまでのビッグ・ネームですから（そして、A.フランクリンだから？）全体的な内容については殊更心配する事無く聴けるとは思います。
個人的には、'80sになってからのA.フランクリンを象徴するようなシンセ＋アップビートな曲も悪くは無いのですが、キース・リチャーズやロン・ウッドも参加しての[4]をA.フランクリンに歌わせる、という企画（？）に惹かれた点はあります。
ほぼ全曲をナラダ・マイケル・ウォルデンがプロデュース（多くの曲で自らdsもプレー）しております。
A.フランクリンのファン/Ｒ＆Ｂサイドに立ち位置を置くリスナーからはアルバム全体としての評価はそれ程高くないかも知れませんが、個人的にはまずまずの作品ではないかと思います。
収録曲：
1.Jimmy Lee
2.I Knew You Were Waiting (For Me)
3.Do You Still Remember
4.Jumpin' Jack Flash
5.Rock-A-Lott
6.An Angel Cries
7.He'll Come Along
8.If You Need My Love Tonight
9.Look to the Rainbow
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