リリース:1978年
評価:★★★★
コメント:ジャズ/フュージョンを主食にしていた頃(笑)、このエディー・ヘンダーソン(tp)という人を知り、幾つかのソロ作品、ゲスト作品は既聴ではあります。
殊に'70s中期からの数作<Sunburst>、<Heritage>、<Comin' Through>辺りはいわゆるジャズファンク的な楽曲と小生の好みがマッチして、個人的には心地よく聴く事ができた作品群でした。
本作では、E.ヘンダーソンがその一派の一員として活躍した<Sextant>でお世話になった親分?であるハービー・ハンコックが全面的に参加することで、これまでの少々熱さが勝っていた楽曲に、巧い具合にクールな揺れが持ち込まれているように思います。
言わずもがなの[1]はハンコック作品では何度もリプレイされている有名曲ですが、クール&ファンキーという点ではここでの楽曲が一番かも知れません(無論、小生が聴いたことのある範疇で・・・です)。
他のレビューで書いたかも知れませんが、小生自身は、例えばフェンダーローズとかオバーハイム、アープシンセ・・・といった、ある意味その時代のそのカテゴリ(クロスオーバーやフュージョン)で活躍した楽器の音色や感触のようなものに強く惹かれるのかも知れません。
それにからむミュートしたトランペットの音も然りです。後半の[5]もそういった小生の好みに典型的に当てはまるものです(^^;
更に言えば、ポール・ジャクソンのちょっと粘るようなベースも気持ちいいのですね、小生には。
参加アーティストにはベニー・モウピン(ts)、ヒューバート・ローズ(fl)、ハワード・キング(ds)、ビル・サマーズ(perc)等が集結しています。
収録曲:
1.Butterfly
2.Cyclops
3.Emotions
4.Ectasy
5.Mahal
6.Amoroso
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